前節劇的な逆転勝利を収めたコンサドーレは、 きょうアウェイで鳥栖と対戦。 開始早々、左サイドから崩されると、 クロスを挙げられてシュートを許しますが、ゴール右に外れてピンチを免れます。 更に前半17分。右サイドから中に切り込まれてシュート。 その2分後にも中央からミドルシュートを打たれますが、ゴールキーパーの菅野選手がファインセーブ。 気持ちの込もったプレーでゴールを許しません。 すると前半23分。 右サイドからのコーナーキック、頭でわせたのは家泉選手! キーパー正面へのシュートとなりますが、得意のセットプレーで積極性を見せます。 しかし前半29分でした。 相手のコーナーキック、ゴール前の混戦で押し込まれ、 最後はボールが相手選手に当たりコースが変わる不運もあり、先制点を許してしまいます。 その後、前半39分にも1点を失い、迎えた前半アディショナルタイム。 相手DFの背後に抜け出たのは、前半の途中から出場したサンチェス選手! チャンスを作るもののキーパーとの交錯でこの日2枚目のイエローをもらい、まさかの退場…。 コンサドーレは1人少ない戦いを強いられ、苦しい状態となりますが後半は意地の反撃に出ます。 後半14分。 コーナーキックからのクリアボールを拾ったのは青木選手。 見事な切り返しを見せてシュートを放ちますが、惜しくもクロスバー。 更にその5分後。 フリーキックのチャンスの場面で、合わせたのは家泉選手! 足を目いっぱい伸ばして合わせるものの、これはキーパー正面。 1人少ない中でも決定機を作り、コンサドーレが徐々にゴールに迫り始めます。 すると後半24分でした。 前線からの守備がハマりスパチョーク選手が相手の最終ラインでボールをカットすると、 思わず相手DFがファール。このプレーが決定機阻止の判定を受け、一発退場。 鳥栖も1人少ない状況となります。 そのファールを受けてのフリーキック。 キッカーは、前節劇的な逆転フリーキック弾を見せた青木選手。 キーパーの逆を突く見事なキックを見せますが、惜しくもゴール右に外れます。 1点が遠いコンサドーレは後半39分。 白井選手と中島選手を同時投入し、攻撃的な選手を増やして最後の勝負を仕掛けます。 すると後半アディショナルタイムでした! 家泉選手から右サイドへの鋭いサイドチェンジ。 近藤選手のダイレクトの折り返しに合わせたのは、その途中出場の中島選手! 今シーズンのリーグ戦初ゴールで1点を返し意地を見せますが、反撃もここまで。 後半怒涛の攻撃を見せたものの、あと1点が遠かったコンサドーレ。 前節に続いての連勝とはなりませんでした。 次節もアウェイで仙台と対戦します。 ■岩政大樹監督 「後半は素晴らしい戦いをしてくれた。ハーフタイムでは落ち着いて戦う事を指示した。まず15分、20分とゲームをコントロールする事。その後少しずつ攻勢になる時間があるので、そこで勝負しようと。その点は選手たちが見事に体現してくれたと思う。最後は相手が引いて守るので、そこで最後の勝負を仕掛けるために中島と白井を投入した。そういう意味では中島が点を取ってくれたことは彼にとっても良かったと思う。前半から選手たちは8割、9割、自分たちがやろうとしていたことを遂行していたところがあって、前半の得点が入るまでの段階ではそれが良く出ていたと思うが、サッカーは11人でやるものなので全員でやらないと、残りの2割、1割には届かない。そこをまたみんなで共有しながらやっていきたい」 ■中島大嘉選手 「5分でも1分でも出場したらゴールを決めるって、自分を信じ続けてこの2か月弱やってきたので、点を取った時は素直に嬉しかった。やっぱり自分のゴールで勝ちたいし、自分のゴールでコンサドーレのファミリー全員を熱狂させたいし、コンサドーレファミリーの熱狂が自分のゴールにも繋がると思うので、ここから逆襲していきたい」