■MLB　メッツ 5ー2 ドジャース（日本時間25日、シティ・フィールド） ドジャースの大谷翔平（30）が敵地でのメッツ戦に“1番・DH”で出場し、4打数無安打3三振。4月23日以来、今季ワーストタイ、4度目の1試合3三振となった。チームも3併殺打でチャンスを生かせず、連勝は3でストップした。 前日24日は雨天中断もあり、試合時間は5時間46分、終了は日付が変わった午前0時56分。今季2度目の日付変更試合となった。メッツの先発は左腕のD.ピーターソン（29）、昨季は3打数1安打、レギュラーシーズンの通算成績では7打数2安打、打率は287、本塁打はなし。しかし、昨季のプレーオフでは3打数3安打1四球と相性が良かった。 疲れも見せず笑顔で打席に入った大谷は1回の第1打席、1球目から全球シンカーでカウント2−2と追い込まれると、最後は外角低め、ボール球のスライダーに手を出してしまい空振り三振。 2回に7番・E.ヘルナンデス（33）のタイムリーなどで2点を先制したドジャース、3回、大谷の第2打席、今度は3球連続スライダーでカウント1−2と追い込まれて、4球目のチェンジアップに詰まらされてセンターフライ。メッツバッテリーの追い込むまで同じ球を投げる組み立てに抑え込まれた。大谷もベンチに戻るとタブレットで配球を確認していた。 2対4と2点を追いかける5回、大谷の第3打席、ここからメッツバッテリーの攻めが一転、1球目をカーブで入ると、シンカー、スライダーと様々な球種を織り交ぜてきた。カウント2−2から5球目、外角低めのスライダーに空振り三振、ここまでメッツバッテリーに完璧に抑えられた。 8回、1死一塁と一発出れば同点のチャンスで大谷の第4打席、100球近くなったピーターソンと4度目の対戦。カウント1−2から外角低めのスライダーにこの試合3つ目の空振り三振。全て同じ球にやられた。大谷は4打数無安打3三振、4月23日以来、28試合ぶりの1試合3三振となった。 大谷はあす、試合前にライブBP（実戦形式の打撃練習）に登板予定。打者に対して投げるのは2023年8月24日のレッズ戦以来、641日ぶりとなる。対戦打者はキム ヘソン（26）、Ｄ.ラッシング（24）とＤ.ロバーツ監督（52）が語った。