毎年6月に行われる白根大凧合戦では参加者が勢い余って転倒する事故も起きています。多数のケガ人がでた想定で救護の流れを確認する訓練が行われました。 訓練には警察や消防、大凧合戦協会の関係者など63人が参加しました。 300年の歴史を誇る白根大凧合戦。凧をつなぐ綱をからませ、引っ張り合う白熱した戦いが繰り広げられますが、綱が切れた際に勢い余って転倒する事故も相次いでいます。 消防によると、去年は6人がケガをして病院に搬送されました。 21日の訓練は、参加者が折り重なって倒れ、18人がケガをしたという想定で行われました。 警察や消防が駆けつけ状況を確認。医師などがケガの症状で治療の優先順位をつけると、救護場所まで搬送・処置を行いました。 新潟市南消防署 浅田晃署長 「今回想定したような大勢の方がケガをするような事故では、様々な機関の連携が非常に大切となってきています。現場から救護所まで警察官と消防が協力して傷病者を搬送する、非常に効果のある訓練だったと認識しております」 白根大凧合戦は6月5日に開幕します。 当日は警察や消防、看護師などが救護所に常駐し、万が一の事故に備えるということです。
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