全国警察の生活安全部長らを集めた会議が開かれ、警察庁長官が神奈川県川崎市の女性遺体遺棄事件を踏まえて「被害者の安全確保を最優先とした対処を」などと指示しました。 警察庁・楠芳伸長官「神奈川県警察が検挙した死体遺棄事件について、遺体で発見された女性や、その関係者から昨年6月以降、相談を受けていたにもかかわらず、結果として重大な事案への発展を防ぐことができなかったものであり、警察庁としても重く受け止めております」 20日に開かれた全国警察の生活安全部長や地域部長らを集めた会議で、楠長官は川崎市の女性遺体遺棄事件に言及し、「寄せられている様々な批判を真摯（しんし）に受け止め、しっかり検証する必要がある」とした上で、「被害者などの安全の確保を最優先とした対処が確実に実施されるよう徹底していただきたい」と指示しました。 また、行方不明事案については、犯罪や事故に巻き込まれている可能性を常に念頭に置き、迅速、的確に対応するよう指示しました。
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