女子サッカーSOMPO WEリーグ。アルビレックス新潟レディースは17日、ホームでシーズン最終戦を戦いました。最終順位はクラブ最高タイの4位です。 今シーズンの最終戦。試合前には、前節でリーグ通算最多記録を更新した新潟ひと筋・上尾野辺めぐみに花束が贈られました。駆け付けたサポーターは今季最多・2700人。4位の新潟は5位の広島をホームに迎えました。 前半は互いに堅い守りを見せ、0対0で試合を折り返します。 迎えた後半の立ち上がり、新潟は立て続けにチャンスを作りますが、決めることができません。 試合が動いたのは後半15分。数的不利の隙を突かれて先制を許します。 しかし、後半29分。新堀、山本とつないでクロスに道上彩花！途中出場の道上が頭で合わせて今季3点目。同点に追いつきます。 ところがそのわずか2分後、この日が現役最後の試合となった元なでしこジャパン、近賀に決められ失点。 試合時間は残りわずか…コーナーキックのチャンスでした。下吉優衣が送ったボールを混戦の中、押し込んだのは横山笑愛！ルーキー・横山が倒れながら左足でねじこみ、値千金の同点弾！土壇場で追いつきます。 試合終了間際には広島にPKを与えてしまいますが、守護神・平尾がビッグセーブ！ 今季最終戦は2対2で引き分け、アルビレディースはクラブ最高順位タイの4位でシーズンを締めくくりました。 〈アルビレックス新潟レディース　平尾知佳選手〉 「（PKのキッカーが）上野真実選手だったので、19歳から一緒にやっているのでなんとなくどっちに蹴るか予想はできたのでそこでちゃんと我慢することを意識して止めました。3強には及ばなかったが、4位で終われたというのはチームとしても大きいですし、来シーズン、アルビレディースがもっと成長できる良い試合だったと思う」 〈アルビレックス新潟レディース　川澄奈穂美選手〉 「やはり今季、本気でタイトルを狙う中で、タイトルが（リーグ）終盤になって可能性がなくなり、それでも昨シーズンの自分たちに挑戦し続けたいという思いで選手たちはやっていたので、そこから3連勝して、きょう（17日）は引き分けてしまいましたけど、しっかり昨シーズンと同じ4位を死守できたのは1つポジティブにとらえていいのかなと思います」 WEリーグの今季の順位表です。優勝は日テレ・東京ベレーザ。WEリーグ発足4季目にして初優勝です。2位は神戸、3位は浦和と続いて4位が新潟です。女子サッカー界の3強の壁は高いですが、浦和との勝ち点差はわずか6でした。 続いて、得点ランキング。チーム得点王の滝川結女選手はリーグ3位タイの8ゴール。エースとしての活躍が光りました。 今季チーム得点王に輝いた滝川結女選手。5月22日はTeNY「新潟一番」ニュースに生出演を予定しています。今シーズンの活躍をたっぷりと振り返ります。