WEリーグの年間表彰式「2024-25 WEリーグアウォーズ」が19日、都内で行われ、初優勝を果たした日テレ・東京ヴェルディベレーザのMF山本柚月（22）がMVPを獲得した。 受賞が発表されると、山本は次のように挨拶した。 「今シーズンやってきたことをこのような形で評価していただき、素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。ベレーザ（トップチーム）に昇格した頃は、試合に絡めないことも多く、悔しい思いや不甲斐なさを感じるばかりでしたが、このような賞をいただけるようになるまで成長できたことは、自分にとってすごく自信に繋がりましたし、自分自身で自分のことを褒めてあげたい、そして周りのみんなにもたくさん褒めてもらいたいと思っています。自分の中では、個人の数字としての結果やパフォーマンスにまだまだ満足していないですし、例年のMVPの選手のように圧倒的な実力やインパクトをもっと残したかったというのが正直な気持ちです。それでも、この賞をいただいたからには、これからの自分が”あの選手がMVPで間違いなかったよね”と言っていただけるよう、この賞にふさわしい選手になれるよう、日々努力していきます」 さらに「この賞をいただけたのは、自分ひとりの力では決してなく、支えてくださったたくさんの方々、ここまで育ててきてくれたクラブ関係者の皆さん、ともに優勝を勝ち取ったチームメイト、そしてどんな時も支えてくださったファンサポーターの方々、皆さんのおかげだと思います。これからも周りの人への感謝の気持ちを忘れず、サッカーを楽しみ、楽しませられるような選手に成長していきます」と感謝の思いを口にした。 得点王は13ゴールをあげたFWカルロタ スアレス（INAC神戸レオネッサ）が受賞。今季新設された、今後のさらなる活躍が期待できる若手選手を表彰する「ベストヤングプレーヤー賞」には、18歳の眞城美春（日テレ・東京ヴェルディベレーザ）が選ばれ「素直にうれしいです。見ていて楽しい選手だったり、結果を残せる選手になりたいです」と抱負を語った。 ※写真は左からベストヤングプレーヤー賞・眞城美春、MVP・山本柚月 【ベストイレブン】 ◆GK 池田 咲紀子（32） 三菱重工浦和レッズレディース　初 ◆DF 遠藤 優（27） 三菱重工浦和レッズレディース　2年連続2回目 石川 璃音（21） 三菱重工浦和レッズレディース　3年連続3回目 土光 真代（29） INAC神戸レオネッサ　初 ◆MF 北村 菜々美（25） 日テレ・東京ヴェルディベレーザ　初 菅野 奏音（24） 日テレ・東京ヴェルディベレーザ　初 山本 柚月（22） 日テレ・東京ヴェルディベレーザ　初 成宮 唯（30） INAC神戸レオネッサ　3年ぶり2回目 ◆FW 高橋 はな（25） 三菱重工浦和レッズレディース　3年ぶり2回目 カルロタ スアレス（27） INAC神戸レオネッサ　初 中嶋 淑乃（25） サンフレッチェ広島レジーナ　初 【MVP】 MF山本 柚月（22） 日テレ・東京ヴェルディベレーザ　初 【得点王　13得点】 FWカルロタ スアレス（27） INAC神戸レオネッサ　初 【ベストヤングプレーヤー賞】 MF眞城 美春（18） 日テレ・東京ヴェルディベレーザ