稀代のトレンディ女優だった いま、女優の鈴木保奈美（58歳）はフジテレビ系ドラマ『人事の人見』に出演している。今年に入ってからは、1月期のテレビ朝日系ドラマ『プライベートバンカー』に続いて2期連続の連ドラ出演となった。 鈴木といえば、伝説のフジテレビ系月9ドラマ『東京ラブストーリー』、同局の『愛という名のもとに』などのヒロインをこなすなど稀代のトレンディ女優だ。'98年11月、現在はがんの手術を終えて療養中で芸能活動を休止しているとんねるずの石橋貴明（63歳）と再婚後、3人の娘に恵まれて仕事をセーブしていた。 「'08年に石橋さんの事務所に所属し徐々に仕事復帰を果たしましたが、脇役に回るようになり、演技の幅も広がりました。『プライベートバンカー』では巨額投資詐欺になっただんご屋の社長役、『人事の人見』ではまったく頼りない主人公の上司役を見事に演じわけています。'17年からは自腹を切って演劇のワークショップを始めるなど、芝居に目覚めているようです」（テレビ局関係者） '21年7月に石橋と離婚後、確実に仕事運がアップしている鈴木だが、石橋も含めた3人の�過去の男�たちとはくっきりと明暗が分かれてしまった。 1人目は、『東京ラブストーリー』と『愛という名のもとに』のプロデューサーを務め、フジの黄金期に数々のドラマをヒットさせた前関西テレビ放送（カンテレ）前代表取締役社長の大多亮氏（66歳）だ。かつて不倫疑惑を報じられたことがある。 石橋の事案もショックだったはず 「着実に出世街道を歩んだ大多氏ですが、専務取締役止まりで昨年6月にカンテレの社長に就任。しかし、専務時代に発生した元タレントの中居正広氏（52歳）の性暴力事案において、事態を好転させることができなかった責任を取る形で4月4日付けで辞任しました」（放送担当記者） 2人目は'95年の元旦に結婚したモータースポーツ解説者の川井一仁氏（64歳）。当時、フジで独占中継していたモータースポーツ・F1が人気を博し、中継に欠かせない存在となっていたが'97年11月に離婚。その後、フジの地上波がF1中継から撤退したことで、露出度は以前に比べて格段に減ってしまった。 そして、川井氏との離婚から1年後、石橋と再婚。当時、まだまだとんねるずは勢いがありフジでの冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が放送中。さらに、石橋はソロでTBS系の音楽バラエティー番組『うたばん』のMCをこなすなど稼ぎまくっていたが、鈴木との離婚時、地上波でのレギュラー番組は0本だった。 「第三者委員会の報告書が元で、十数年前、石橋がフジの女性社員と飲食店で2人きりで飲んでいた際、下半身を露出するセクハラ行為を働いていたことが発覚。鈴木と結婚している最中の愚行だけに、鈴木もその件を知りショックを受けているのでは。石橋は所属事務所を通して事実関係を認め謝罪しただけに、回復しても、石橋を起用する地上波はないでしょう」（テレビ局関係者） 先月24日、鈴木は都内で行われたイベントに出席。退場時、石橋について報道陣から質問が飛んだが、無言のまま会場を後にした。 現在の活動が順調なだけに、もはや、過去を振り返りたくないはずだ。 『踊る大捜査線』の最新作に出演しなかった深津絵里が、表舞台から姿を隠す「知られざる事情」