17日午前、大阪府堺市の製油所の敷地内で硫化水素とみられるガス漏れが発生し、作業員3人が病院に運ばれました。このうち1人が死亡し、1人が意識不明の重体です。 17日午前10時ごろ、大阪府堺市の「エネオス堺製油所」から、「敷地内でガス漏れが発生し、従業員が倒れていて意識がない」と消防に119番通報がありました。 警察と消防によりますと、ガス漏れは30分ほどで止まりましたが、現場付近で倒れるなどしていた男性作業員3人が病院に運ばれました。このうち1人の死亡が確認され、もう1人も意識不明の重体です。70代の男性は意識があるということです。 自家発電装置の定期修理中に配管同士をつなぐ「フランジ」付近から硫化水素が漏れ出した可能性があるということで、警察と消防が詳しい原因を調べています。 現場は、堺市沿岸部の大阪湾に面した工場地帯で、いまのところ住民生活への影響はないということです。
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