16日に記者会見を開いたフジテレビの清水社長。フジテレビの親会社は「次の取締役」の候補に、大株主の提案とは違う候補者を選びました。 【写真を見る】フジ・清水社長　SBI北尾氏と「対立する覚悟があるのか」問われ… ■フジ新人事にSBI北尾氏「激怒」 大株主“人事案”に「反対」 フジテレビ 清水賢治 社長（16日） 「取締役会における真摯な検討の結果、株主提案の候補者について、当社取締役会は反対することを決議いたしました」 フジテレビの親会社が次の取締役の候補に選んだのは、大株主の提案とは違う候補者でした。 フジ・メディア・ホールディングスはファミリーマートの元社長・澤田貴司氏ら新たな候補者4人を発表。計11人の候補者を6月に開く株主総会で提案するということです。 これまで大株主のダルトンは、SBIの北尾吉孝会長ら12人を提案していましたが、全員候補入りをしませんでした。このうちの1人、北尾氏といえば4月… SBIホールディングス 北尾吉孝 会長兼社長（4月17日） 「価値とか使命というものが日枝40年以上にわたる政権の中で消失してると言わざるを得ない」 と日枝氏を痛烈に批判。こうした高圧的な姿勢にフジテレビ社内からは… フジ関係者 「日枝さんがそっくりそのまま北尾さんに置き換わるようなもの…これからが心配」 別の関係者によりますと、今回の決定について北尾氏から「激怒している」「このままでは引っ込みがつかない」との声が上がっているといいます。 SBIホールディングス 北尾吉孝 会長兼社長（4月17日） 「もし敵対するとしたら私も徹底的に勝負します。（株式を）5%ぐらい買うのはわけないことです。私の方からしたら」 ──北尾氏を入れなかったのは対立する覚悟があるということか フジテレビ 清水賢治 社長（16日） 「我々は北尾さんと敵対するつもりはありません。我々の考え方で進めてきた改革プラン、その中ではこの取締役会の構成が、一番最適であると判断したまでです」