免許センターは駅から遠すぎと不満多数 不便な場所にある意外な理由

駅から遠すぎ…ネットで声多数!? 「なぜ人は電車で行けない位置に運転免許センターを作ってしまうのか」  そんな話題が、SNSをはじめネット上で、何度も反響を呼んでいます。一体どういうことなのでしょうか。 画像はイメージ(画像:写真AC)。 【画像】「すげぇぇ!」これが超激レアな「最強の免許証」です!(30枚以上)  運転免許を新規取得したり、更新する際などには「免許試験場」を訪問することになります。  都道府県に1か所しかない場合も多く、住む場所によっては時間をしっかり確保して「一日がかり」で行くことになります。試験受付は早朝なので、始発近い電車で家を出る必要があります。日曜に閉場している場合も多いので、わざわざ平日に休みを取って行く人にとっては、さらに大変です。  それにしても、免許試験場はとにかく「交通手段が不便な場所にある」として、元になった投稿には7万件を超える「いいね」が集まり、コメントでは多数の共感の声が寄せられていました。 「遠すぎる免許試験場」として頻繁に挙げられるのは、例えば以下の場所です。 ・岐阜県  岐阜市北部の山間部に設置されていて、鉄道が一切存在しないエリアにあり、最寄駅は直線距離でも8.5km離れた岐阜駅で、バスで40分かけて行くしかありません。 ・栃木県  免許試験場は鹿沼にあり、JRと東武線のあいだに広がる「鉄道空白地帯」にポツンとあります。最寄駅からバスで延々と“内陸部”へ行く必要があります。宇都宮駅からはバスで30分以上かかることも。 ・京都府  所在地の「羽束師(はづかし)」エリアは桂川堤防沿いにあり、JR京都線・阪急京都線・京阪からいずれも遠い鉄道空白地帯で、バスで行くしかありません。 ・滋賀県  守山市の琵琶湖沿いにあります。このあたりはJR琵琶湖線も湖岸からはるか遠くを走っていて、JR守山駅から8kmの道のりで、湖西側のJR堅田駅からは有料道路「琵琶湖大橋」を渡ってくる必要があります。マイカーが使えない場合、バスで延々とやって来るしかありません。 ・神奈川県  相鉄の「二俣川」駅から1kmの距離なので、徒歩でも普通に行けます。しかし問題なのが「広い神奈川県に、免許センターが二俣川の1か所しかない」ということ。小田原や平塚、三浦半島、相模原方面に住んでいる人にとっては、それこそ「一日仕事」となるほど長時間をかけて、何度も電車を乗り換えるしかありません。 「送迎バスや市バス増やすとか、もうちょっとなんとかしてほしい」「新規取得の時以外は免許試験場に行かなくていいように、簡易な事務所をたくさん作ってほしい」という声もネット上に散見されます。  ではなぜ運転免許センターは、交通不便な場所にばかり設置されるのでしょうか。  埼玉県に住む警察OBはこの背景について以下のように話します。 「運転免許センターは、建物自体がある程度の規模になってくるだけでなく、技能試験のためのコースを備える必要があります。そうなると広大な土地を確保する必要があり、どうしても郊外にならざるを得ないのです」  この技能試験というのは、教習所を利用せずに免許を取得する場合に必要となる施設です。未指定の教習所で教習を受けたり、教習所に通わずいわゆる「一発試験」で免許取得する場合は、試験場で学科試験とは別に「技能試験」合格が必須なのです。  各都道府県の免許試験場はこうした技能試験のためのコースを保有しているため、地価や用地取得を考慮して、地価の低い郊外に設置されることが多いのです。  かわりに近年、免許試験場とは別に「免許更新センター」を設置する都道府県も増加しています。駅前にあるなど、アクセス利便性が考慮されています。さらに、免許更新自体は警察署でも対応しているので、どうしても遠くて行けない場合は、警察署で手続きするのも選択肢でしょう。  注意したいのが、警察署で更新した場合、即日発行はされず、後日郵送されることになります。また多くの場合、警察署で手続きできるのは「優良ドライバー」のみとなっています。

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