駅弁・仕出しの老舗、まねき食品（兵庫県姫路市）は、崎陽軒（横浜市）と荻野屋（群馬県安中市）と、大阪・関西万博でコラボレーションする。 ◆明治時代創業、駅弁の老舗3社のコラボレーション〜”EKIBEN”文化を世界共通語に （左から）崎陽軒・野並晃社長、まねき食品・竹田典高社長、萩野屋・高見澤志和社長＜2025年5月9日 大阪市此花区・夢洲＞ 　6月9日〜15日、「大阪外食産業協会（ORA）外食パビリオン 宴〜UTAGE〜」に出展（※記事中の金額は税込み）。 大阪・関西万博「大阪外食産業協会（ORA）外食パビリオン 宴〜UTAGE〜」 　まねき食品からは、明治22（1889）年末からJR姫路駅構内で“立ち売り”販売していた『元祖幕の内弁当』を特別に復刻（2480円）。 　大阪・関西万博出店記念として同社総料理長が、海・山の幸を詰め込んだ当時の幕の内弁当を忠実に再現した。 『元祖 幕の内駅弁』（2480円） 　明治18（1885）年創業、現役では日本最古の駅弁販売・荻野屋は、創業140周年を記念して群馬県・横川駅の『峠の釜めし』関西バージョンを開発した（1980円）。瀬戸内真鯛のほぐし身、姫路名物の焼き穴子、出汁めしは姫路のソウルフード“えきそば”の出汁で炊いた。 『峠の釜めし』関西バージョン（1980円） 　1908（明治41）年創業、「シウマイ弁当」が日本一の弁当販売数を誇る崎陽軒は、2021年11月にまねき食品と共同開発した『関西シウマイ弁当』（1200円） や、その場で食べられる『関西シウマイ』（15個・700円）を販売する。 『関西シウマイ弁当』（1200円） 『関西シウマイ』（15個・700円） 　お土産用の『真空パック関西シウマイ』（15個・700円）もラインナップに入れた。 　『関西シウマイ』には西日本の名所をデザインした「関西限定ひょうちゃん」全7種のうち、いずれか1つが入る。 「ひょうちゃん」は崎陽軒の「シウマイ」に添えられている、ひょうたん型のしょう油入れ。 商品ラインナップとまねき食品（兵庫県姫路市）竹田典高社長＜2025年5月9日 大阪市此花区・夢洲＞ ・・・・・・・・・・・・ 　まねき食品は、大阪・関西万博で未来型レストラン「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」も出店。 　神戸牛と魚介出汁、輪島塗の器を使用した「究極のえきそば」（3850円）が話題を呼んでいる。 「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」で提供されている「究極のえきそば」（3850円） 「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」