浜松市でウナギの新たな養殖プロジェクトが始まりました。養殖設備があるのは下水処理施設！どのような取り組みなのでしょうか。 ふっくら香ばしい香りが食欲をそそる浜名湖名産のウナギ。 4月、新たな養殖プロジェクトがスタートしたのは…。 浜松市の“下水処理施設”西遠浄化センターです。 （西尾記者リポート） 「14日、報道陣に公開されたのは、ウナギが養殖されている水槽です。実はこのウナギ、下水処理施設の余熱を使って育てられます。」 焼却炉を燃やしたときに出る“、余った熱”を使った温水をウナギの養殖に活用しようというプロジェクト。 下水処理施設の運営を委託されている業者が、浜松市と浜名湖の養殖業者でつくる組合の協力を得て始めたもので、2028年まで育成方法などを実験します。 その後、事業化できれば“ウナギ養殖の課題解消”につながる可能性も。 ウナギの養殖は、“水質管理”に多くの時間と労力がかかりますが、温水をかけ流した「いけす」で育てられれば大幅に手間が省けるということです。 （浜名湖養魚漁業協同組合 徳増源登さん） 「養殖は生き物を相手にすることから、休みがなかなかとれないので後継者不足に悩まされているところです。この事業が本格的に採算が合うのであれば今後、その中の一員として携わっていければいいなと。」 （浜松ウォーターシンフォニー 中村匡志COO） 「新たな養殖技術を確立することによって、地域への貢献を一つ大きな目標として考えています。」 「この技術が確立できれば、他の下水処理場で他の魚種で、実施することも十分可能な技術だと考えています。」
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