千賀滉大は「アンビリーバブル」 マウンドで指揮官に自ら発した英語…最多102球の裏側

2023年の8月19日以降、15試合の登板全て自責2点以内 【MLB】メッツ 2ー1 パイレーツ(日本時間14日・ニューヨーク)  メッツの千賀滉大投手が13日(日本時間14日)、本拠地ニューヨークでのパイレーツ戦に先発し、5回2/3を6安打1失点で今季5勝目はお預けとなった。メッツは2—1で競り勝ち、今季千賀が先発した試合でチームは5勝3敗となった。今季自己最多の102球を投げて試合をつくった右腕に対し、カルロス・メンドーサ監督は「本当に、本当によかった」と高く評価した。  1点リードの6回2死から安打で走者を出すと、メンドーサ監督がマウンドへ。「球数が100球を超えていたので健康に問題がないか確認しにいった」という監督に対し、千賀は「I’m good」と力強く答えたという。  メンドーサ監督は「こちらが聞く前に、しっかりとした英語で『I’m Good』と言ってきた。彼のたたずまいからも体が大丈夫なことが分かったし、続投できるということがわかった。今季初めて100球を投げたからまだ投げられることを確かめに行ったのだが、それは私が見たかったものだった」。頼もしそうに振り返った。  この日は2回以降、毎回得点圏に走者を背負ったが、「いつもより感覚はよかった」というフォークボールがピンチで切れ味を発揮。米メディアによると、1試合で自身最多の40球を投じ、走者の生還を許さなかった。  千賀自身は序盤から走者を出して球数がかさんだことを反省点に挙げたが、メンドーサ監督は「フォークはアンビリーバブルだった。得点圏に走者を背負ってからうまく振らせることができたからピンチを抜け出せた」。千賀も「(フォークは)いつもより感覚はよかったですし、それで試合を大きく壊すことなくいけた大きな要因だったと思います」と、頼れる“お化け”を振り返った。  昨季は右肩の故障などでレギュラーシーズンの登板が1試合に止まったが、今季はここまで8試合に先発して防御率はナ・リーグトップの1.22。2023年の8月19日以降、15試合の登板全て自責を2点以内に抑える安定感が際立っている。(Full-Count編集部)

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