世界ボクシング機構（ＷＢＯ）バンタム級タイトルマッチ（２８日・横浜ＢＵＮＴＡＩ）で同級８位ユッタポン・トンデイ（タイ）を相手に２度目の防衛を目指す王者の武居由樹（大橋）が１４日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。 当初、今年１月に予定されていたが、サウスポーの武居が右肩を負傷して中止となり、仕切り直しとなる一戦。右肩の方もすっかり良くなったようで、「コンディションは最高にいい。けがも完璧に治ったし、コンディションはめちゃくちゃいい」と明るく状態を説明した。 この日は、シャドーボクシングとミット打ちを披露。ミット打ちでは違和感なく得意の右フックを力強く振り吹き、元世界王者の八重樫東（あきら）トレーナーのミットがいい音を出していた。 けがの影響で右を使えない間は左を強化し、「左をたくさん練習したので左でも倒したいが、復活したという意味では右でも倒したい」。ＫＯ決着に向け、「しっかり倒して勝ちたい」と意気込みを語った。 大橋秀行会長は「けがも１００パーセント治って、今最高の状態。本人もいろんな意味でたまっている部分があると思うので試合で爆発させてくれると思う」と期待していた。
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