ヘンリー王子は、警護規模縮小の決定に対する異議申し立てが却下された後、ＢＢＣの衝撃的なインタビューで「３つの誤り」を犯したと専門家が分析した。英紙エクスプレスが１２日、報じた。 　ヘンリー王子は長年に渡る裁判での争いの中で異議を唱えてきたが、控訴院で却下されると、直ちにＢＢＣのインタビューに応じ、判決を激しく非難した。王子はキア・スターマー首相に介入を促し、父であるチャールズ国王はこの騒動について自分と口をきいてくれないと述べた。しかし、王子は家族との和解を望んでいるとも述べ、大きな波紋を巻き起こした。 　サン紙の元編集者で現在は広報顧問を務めるデビッド・イェランド氏は、ＢＢＣラジオ４のポッドキャスト「ウェン・イット・ヒット・ザ・ファン」の最新エピソードで、王子が犯したとされる３つの重大なミスを要約している。ヘンリー王子に同情するとしながらも「彼は一連の間違いを犯していると思う」と指摘した。 「まず、ヘンリーは熱くなってインタビューに臨んだ。冷静でいなければならないのに、彼は冷静じゃなかった。彼のボディランゲージや発言を見れば、それがわかる」と同氏は語った。さらには「裁判に勝てると思っていたので、準備ができていなかった」と２つ目の誤りを指摘した。 　同氏は「そして、おそらく彼が怒っていて、勝つと期待していたために犯した３つ目の過ちは、制御不能なほどの世界的なニュースとなった事件を自ら申し出たことだ」と断言している。 　イェランド氏は「インタビューの中でヘンリー王子は国王のがん治療について語り「父の余命があとどれくらいか分からない」と述べた。この発言はチャールズ皇太子の健康状態に関する憶測を呼んだとして、各メディアから批判された。 「このインタビューはこんなふうになる必要はなかった。もっと良いものになったかもしれないし、もしかしたら、そもそもこんなことをする必要がなかったのかもしれない」とイェランド氏は最後まで手厳しい意見を述べていた。