「岩井俊二監督のような作品を韓国でも」監督が込めた思いとは? 『タイヨウのウタ』インタビュー&コメント動画解禁

 2006年にシンガーソングライターのYUIと俳優の塚本高史が主演した映画『タイヨウのうた』を、チョン・ジソ(『パラサイト 半地下の家族』)やチャ・ハギョン(『無人島のディーバ』)らをキャストに迎えて韓国でリメイクした『タイヨウのウタ』(5月16日公開)より、チョ・ヨンジュン監督の日本向けインタビュー、主演のチョン・ジソ&チャ・ハギョンから日本のファンに向けたスペシャルコメント動画が到着。併せて、追加場面写真も一挙解禁された。 【動画】チョン・ジソ&チャ・ハギョンから日本のファンにメッセージ! 『タイヨウのウタ』コメント動画  『タイヨウのうた』は、1993年の香港映画『つきせぬ想い』を原案に、坂東賢治の脚本により色素性乾皮(XP)を患い、夜しか活動できないミュージシャンの少女と彼女に出会った少年の純愛を描いたオリジナルストーリー。2006年に公開された同作の主演には映画初出演のYUIが抜てきされ、大ヒットを記録。その後、沢尻エリカと山田孝之によるテレビドラマも放映されたほか、世界各国でリメイクや舞台化されてきた。  太陽の光に当たると、高確率で死に至らしめる難病“XP(色素性乾皮症)”を抱えた主人公ミソルを演じるのは、2019年に公開された映画『パラサイト 半地下の家族』でダヘ役を演じて大ブレイクしたチョン・ジソ。ミソルを支える少年ミンジュンを演じるのは、ドラマや舞台などに多く出演し、男性アイドルグループVIXXのメンバーでリーダーでもあるチャ・ハギョン。そのほかチン・ギョン、チョン・ウンインといった実力派の俳優陣が出演する。  この度、本作の監督を務めたチョ・ヨンジュンの日本向けインタビューが到着。  2006年に日本で公開された映画『タイヨウのうた』について「当時の感受性を感じ、10代の初々しさがとても印象的だった」と振り返り、本作でもいくつかのシーンにもその影響があったと明かす。また、「『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督/2003)や岩井俊二監督の作品のような日本のメロドラマの感性を、今韓国に持ってきたら、きっと受け入れられるのでは」と考えたという。  物語の中心となるミソルについても、「闘病記ではなく、彼女が一人の人間として、試練を潜り抜け、どのように成長していくのかを描きたかった」と込めた想いを語る。キャスティングは「チョン・ジソさんは、同世代の中で最も演技力に優れ、歌唱力にも非常に感動した。そしてチャ・ハギョンさんは、健康的で明るいエネルギーに満ちており、影のない人だからこそ、ミンジュンという役にふさわしいと感じた」と起用理由を明かした。  日本で大ヒットした作品が、ハリウッド映画化や韓国での舞台化など、幾度となく新たな形で展開され、愛され続けている理由を聞かれると「主人公は珍しい病気を抱えているという設定はありますが、主人公が試練に直面して、それを克服しようと頑張る姿が描かれており、見る人誰もが共感できる“愛の物語”だからと思います」と語った。  劇中で重要な役割を果たす音楽については、脚本完成後に音楽プロデューサーのイ・チャンヒョク(AKMU)に依頼し、半年以上の期間をかけて楽曲を制作。特にクライマックスでミソルが歌う「Sculpture Stars(星のかけら)」は、監督とイ・チャンヒョクが共に作り上げた渾身の一曲で、物語の感動を誘う特別なシーンとなっている。  併せて、本作で主演を務めたチョン・ジソとチャ・ハギョンから、日本のファンに向けたスペシャルコメント動画が到着。まずは「日本のみなさん、こんにちは!」と声をそろえてあいさつし自己紹介。そしてチャ・ハギョンが「僕たちの映画は日本の原作『タイヨウのうた』をリメイクした韓国作品です」と語り、チョン・ジソが「日本でも5月16日に公開するそうです。ぜひ劇場でお会いしましょう!」と呼びかけ、にこやかに手を振っている。  さらに、追加場面写真も一挙解禁。ミソルとミンジュンが海辺で肩を並べて歌うシーンや、静かに抱き合う幻想的なシーンのほか、ミソルの驚きの表情を捉えた印象的なカット、監督が「物語の中でも特に心に残るシーン」と語るラストの歌唱シーンも。キャストの繊細な表情や感情の動きが切り取られた、物語への興味がふくらむ写真となっている。  映画『タイヨウのウタ』は、東京・新宿ピカデリーほかにて5月16日より全国公開。

もっと
Recommendations

DC日本公式サイトが閉鎖を発表 ─ 今後はSNSでの情報発信に

ワーナー・ブラザース ジャパンは、「DC公式」Web…

飯豊まりえ、胸元ざっくりワンピ姿で登場 初共演・井浦新の印象告白「オタクがいると思って」【岸辺露伴は動かない 懺悔室】

【モデルプレス=2025/05/12】俳優の高橋一生と女優の飯豊まりえが12…

サンダーボルツ、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』で「難しい状況に」とボブ役ルイス・プルマン ─ 「ボブは危険な存在になりかねない」

(MCU)映画『サンダーボルツ*』で、すさまじい能力とポテンシ…

令ロ・松井ケムリ、狩野英孝、バッテリィズらのコメント到着! テレ朝「バラバラマンスリー」5月のラインナップ

豪華出演者×若手クリエイターがタッグを組み、平日深夜におくるテ…

トム・クルーズ、トランプ大統領の「映画関税」へのコメントを回避 ─ 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』韓国記者会見で

『ミッション:インポッシブル』『トップガン』シリーズでおな…

高橋一生、飯豊まりえと夫婦揃って登場 苦戦したシーン明かす「自業自得は自分にあるんですけど」【岸辺露伴は動かない 懺悔室】

【モデルプレス=2025/05/12】俳優の高橋一生と女優の飯豊まりえが12…

ミシェル・ヨー、医療アクション映画で主演 ─ 新シリーズ第1弾、『ジョン・ウィック』製作者と元医師の異色タッグ

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(202…

櫻坂46「三期生が話しかけやすい先輩ランキング」発表 第1位メンバーの理由は?

櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/毎週日曜2…

IMP.佐藤新“信じられない体験”明かす「涙がドバドバドバドバ出ちゃって」【青春ゲシュタルト崩壊】

【モデルプレス=2025/05/12】TOBE所属の7人組グループ・IMP.の佐藤新…

「ピースメイカー」シーズン2初予告編で大展開、こうして新DCユニバースに繋がる?

ジェームズ・ガンによるDCドラマ「ピースメイカー…

loading...