大谷は週間打率.367、4本塁打、10打点の好成績 【MLB】ドジャース 8ー1 Dバックス（日本時間12日・フェニックス） 　ドジャースの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）、敵地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。「母の日」仕様のピンク色のバットを使い、5打数2安打1打点で打率.308に上げた。5日（同6日）からの1週間は30打数11安打の打率.367、4本塁打、10打点と好成績。果たして週間MVPを獲得する可能性は。 　インパクトを残したのは9日（同10日）の敵地・ダイヤモンドバックス戦。初回、2回に2打席連続二塁打を放つと、3点差を追いついた9回に決勝の12号3ランを放った。本塁打を確信する万歳ポーズも決まり、6打数3安打4打点でヒーローになった。 　2023年のWBC世界一、2024年に前人未到の「50本塁打＆50盗塁」を達成した思い出の地・マイアミでも躍動。3試合で11打数4安打、2本塁打、4打点をマークした。週間打率.367こそリーグ11位だが、4本塁打は同1位、10打点は同2位、OPS1.390は同4位と軒並み好位置につけている。 　ただ、ライバルは強敵だ。同僚のフリーマンだ。11日（同12日）の試合では9号ソロを含む4安打3打点の固め打ち。打率.500（28打数14安打）と12打点はリーグ1位で、3本塁打は同2位。OPS.1500は同3位だ。なお、長打数は大谷が1位の8本で、フリーマンが2位の7本。塁打数は両選手ともに28でリーグトップだ。打撃成績だけを見れば、フリーマンに軍配が上がるか。 　他の候補ではリーグトップの週間打率.500、OPS1.736をマークしたライアン・マクマホン（ロッキーズ）や週間打率.500、同2位のOPS1.510を記録したエリオット・ラモス（ジャイアンツ）がいる。果たして大谷は「50-50」を達成した昨年9月以来、通算11度目の週間MVPをつかむことはできるのだろうか。（小谷真弥 / Masaya Kotani）