【5月11日(日) Ｊ２リーグ第15節】 アウェイで勝利をつかみたい北海道コンサドーレ札幌は、いわきＦＣと対戦。 前半１０分、自陣でボールを受けた家泉選手がボールを奪われ、ＧＫと１対１に。しかし、ここは１１試合ぶりにスタメン出場となった菅野選手がシュートストップ、先制を許しません。 序盤のピンチをしのぐと、試合は札幌のペースへ。 前半２４分。左サイドの展開から田中克幸選手がゴール前へクロス、飛び込んだのは開幕戦以来のスタメンとなるジョルディ･サンチェス選手！ 頭で合わせるも勢いがなく、決定機をモノにすることができません。 それでも前半３４分でした。右サイドから田中克幸選手が再びクロスをあげると、ファーサイドでサンチェス選手が頭で折り返し、家泉選手がボレーでゴール！札幌が先制します。 勢いにのる札幌は、その５分後。中盤でボールを奪い一気にカウンター。サンチェス選手が抜け出しGKをかわしてシュートを放つも、いわきDFがゴール前でクリア。またしても決定機を決め切ることができません。 １点リードで迎えた後半。札幌がチャンスを作れないでいると、徐々に押し込まれる展開に。 後半２７分にPA内へ侵入を許すと、高嶺選手がたまらずファウル。PKを与えてしまいます。これを冷静に決められ、１対１の同点に。 Ｊ１昇格のためにアウェイでも多くの勝ち点を重ねたい札幌は、攻撃的選手を続々と投入し、いわきゴールに迫ります。 後半３６分。右サイドの白井選手がゴール前のキムゴンヒ選手にあずけ、こぼれたところを自らシュートを打つも枠の外。 多数のチャンスを作りながらも、追加点を奪えたなった札幌。１対１のドローで試合終了。次節は、１７日(土)ホームでカターレ富山と対戦します。 ■岩政大樹監督 「前半はゴールだけではなく、沢山のチャンスを作った。２点３点とらなければサッカーは勝ちきれない、今のチームの現状を表している。後半は、相手に簡単にボールを渡してしまう展開が続き、そうなれば当然押し込まれる。それで勝ち点３を持ち帰るのは甘い話」 「課題を忘れず胸に刻んで、トレーニングで解決していくことを続けるだけ。あと一歩のところまでは来ている」 ■家泉怜依選手 「ゴールを決めることができたが、勝ちきれなかった。（古巣相手に）特別な想いはあるが、チーム状況もチーム状況なので、もっと勝つことに重点を置くべきだと思っている」 ■菅野孝憲選手 「出るだけが目標ではない。試合に勝つ、結果を出すという気持ちを全員が持たなければいけない。そういう意味では結果的に残念。次節のホーム戦は勝利以外ないと思っている。僕も今シーズンは試合に出て勝てていない、何も貢献できていない。また明日から準備をして勝利に貢献したい」