9回決勝3ランは特大の「確信弾」、大谷翔平が派手なアクション…試合後は同点打の同僚たたえる

 【フェニックス(米アリゾナ州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が9日(日本時間10日)、劇的な決勝本塁打で乱打戦に決着をつけた。  1番指名打者で出場した敵地でのダイヤモンドバックス戦。11—11で迎えた九回、2試合連続本塁打となる勝ち越しの12号3ランを放った。  右中間スタンドに飛んでいく打球を見た大谷は、バットを放り投げ、両手を広げ、高々と挙げた。「率直にうれしかったし、本当にホームランになるだろうなという当たりだった。確信を持って、そう言える打球だった」。飛距離426フィート(約130メートル)の特大の一発だった。  両チーム合わせて26安打、7本塁打が飛び交った試合。三回を終えて8—3とリードしたドジャースは、五回に追いつかれ、六回に勝ち越され、八回に突き放された。それでも、あきらめなかった。8—11で迎えた九回、4番フリーマンからの4連打で3点を奪って追いつく。「同点になるまでの過程が一番、九回は見ていてすごかった」と大谷。一死一、二塁となって打席に入ると、「コンタクトすることだけを最後は考えていった」という1ボール2ストライクから4球目、交代したばかりの右投手の内角低めのスプリットを完璧にとらえた。  「最後は僕が決めましたけど、九回の場面は(同点打を)マンシーが打ったのが本当に、あの一打がまだまだいけるぞ、というか、あの場面でタイゲームになる、こちらの方が勢いがあったのかなと思います」  先発の佐々木朗希はメジャー初の1試合2本塁打を浴びるなど、五回途中でマウンドを降り、自己ワーストの5失点を喫した。  これまで主に中6日の間隔で登板してきたが、チームが10連戦中のため、初めて中5日での登板だった。「中5日だからといって、そこまでパフォーマンスに影響した感じではない」と佐々木。大谷の一発で勝利した展開については、「8点を最初に取ってもらって、あのまま勝たないといけない試合を、僕がそういった(逆転される)きっかけを作ってしまって本当に責任を感じている。ただ、結果的にチームが勝てて、すごく良かった」と振り返った。

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