トム・クルーズ「目標を決め、達成に必要なことを書き出してリスト化する」 ─ 東京でスピーチ「人生とは冒険、何を感じても受け入れる」

トム・クルーズ主演の人気シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月17日より先行公開、23日より日米公開となることに先駆け、5月7日に都内で来日記者会見が開催された。主演・製作のトム・クルーズをはじめ、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が登壇した。 約1時間半に及ぶ会見では、登壇者らがシリーズ集大成となる本作への想いや撮影裏話をたっぷりとトーク。記者からの質疑応答の場面では、「身体的な挑戦を続けるエネルギーはどこから湧き上がるのか、生涯にわたる凄まじい仕事へのモチベーションをいかに維持してこられたのか」との質問に、クルーズが熱を込めて語る一幕があった。 以下、クルーズによる回答の全訳。生涯を通しての仕事への献身ぶりや無限の向上心の根源となる心構えを、親しみやすい言葉でわかりやすく説いてる。 「それは僕の仕事に対する情熱と愛そのものです。僕の“仕事”ということでなく、それこそが“僕自身”なのであり、僕の人生の全てです。 僕はまず一つの目標を設定して、その目標を達成したら、また次の目標を設定して、またさらに次の目標を設定していく。僕には常に登るべき山があるんです。 僕は人や人生にすごく興味があって、そして学ぶことが好きです。自分に挑むことも好きです。何かを創り出すために許可は求めない。何があっても創り出す。僕たちはそういうことをやっているんです。そして、僕には幸運なことに、周囲に刺激を与えてくれる人たちがいます。僕たちは一緒にお互いに刺激を与え合っています。 僕にとって、人生とは学ぶことです。互いについてを学ぶことです。技術を学び、それを取り入れることです。僕は難しい挑戦であっても気にしません。僕は絶対に諦めません。諦めることはありません。何があってもです。どれだけ大変な挑戦であってもです。 僕は生きてきて、そのことに気がつきました。自分に目標を設定するということです。どんなものでもいい、どんな目標でもいいんです。僕は、目標を設定したら、達成するためにはどうすればいいのか、何が必要なのか、何を学ぶべきなのか、この物語を伝えるために、自分はどんな技術を学ばなくてはいけないのかということを、書き出してリスト化するようにしています。飛行機の操縦方法を学ぶ、とか。 そうやって、僕はいつも自分にたくさんの目標を定めています。それが僕を導いてくれて、自分で人生を操縦しているんです。 僕にとって、人生とは冒険です。人からこう聞かれます。恐れはないのですかと。何かに挑むとき、不安になることもありますかと。確かに、僕にはやることがたくさんある。そして、僕は大きな感情をさまざまに感じています。ただ違うところと言えば、僕は何を感じても気にしていないということです。そういうものだと受け入れています。その中で、ただ前進するだけです。どうやるか?ということですが、それが僕のやり方というだけの話です。 僕は人が大好きです。自分の仕事も大好きです。今こうしてここにいられて、皆さんを楽しませることができているのも、とんでもないことです。毎日、自分は恵まれていると思います。自分でもわかっています。これが当たり前だとは決して思いません。この世界には美しいものがたくさんあり、面白そうな冒険も興味も尽きません。僕はそう感じとっています。皆さんと仕事ができて、ここにいられて。 僕はかつて、このような場所に行ってみたいと夢見る4歳の少年でした。異文化を夢見ていました。それが人生でずっと現実になった。そのことが大好きです。そして、それが理由です。それこそが、一生懸命働くことをやめない理由です。 あなたを楽しませるためなら、僕はなんでもやります。僕の全身全霊をあなたに捧げます。一緒に仕事をする人や人生について、僕はそう思っています。それこそが僕という人間なのです。 何かを創り出すのに、何の許可も要りません。全ての手段を尽くして、とにかくやり続けるのみです。」 この日の記者会見では、冒頭に約14分に及ぶ特別映像が会場限定で公開。トム・クルーズのこれまでの出演作からさまざまな場面をつなぎ合わせた映像で、『ミッション:インポッシブル』や『トップガン』シリーズのみにとどまらず、配給会社や製作会社の垣根を超えた古今東西の作品からのシーンが結集。さながらトム・クルーズ・シネマティック・ユニバース、あるいはトム・クルーズ版『ニュー・シネマ・パラダイス』といったような、彼の壮大な歴史と映画の感動を呼び起こさせる仕上がりとなっていた。 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)~22日(木)先行上映、23日(金)公開。

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