熱中症が増える5月、意識する人はまだ2割未満…「夏が来てからでは遅い予防策もある」

 熱中症による救急搬送が5月に増え始めるのに対し、意識する人は2割に満たないことが、日本赤十字社(東京都)の調査で分かった。  今年も既に各地で夏日を記録しており、日赤は、暑さに体を慣れさせる「暑熱順化」に早めに取り組むなどの準備を呼びかけている。  調査は今年3月、全国の10歳代以上の男女計1200人を対象にインターネットで行った。熱中症を意識し始める時期について、7月が34・7%で最も高く、6月が25・1%、5月が17・8%で続いた。予防や対策をとり始めた時期についても、7月は45%だったが、5月は15・7%にとどまった。暑熱順化の意味を知っていたのは12%だった。  総務省消防庁によると、昨年5〜9月に熱中症で救急搬送されたのは9万7578人で、このうち5月は2799人だった。  熱中症は初期に、めまいや筋肉痛、大量に汗をかくなどの症状が表れる。頭痛や吐き気がして、体に力が入らなくなると、救急搬送が必要になる。  こまめな水分補給やエアコンの活用、十分な睡眠をとることが予防策となる。暑熱順化には、汗ばむ程度の運動をしたり、湯船につかったりすることで発汗量を増やし、体の熱を逃がしやすくすることが重要だ。  日赤の斉藤紀彦・健康安全課長は「夏が来てからでは遅い予防策もある。自身や大切な人が熱中症にならないよう、効果的な予防を心がけてほしい」としている。

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