サッカー明治安田J1リーグ。アルビレックス新潟は5月3日、ホームでFC東京と対戦。またしてもホーム初勝利を逃しましたが途中出場のルーキーの活躍が光りました。 前節、アウェー・広島で4試合ぶりに勝利した新潟。 今季初の連勝、そしてホームでの勝利を見ようと3万人の観客がスタジアムをオレンジに染めます。 対するのは去年まで新潟を指揮した松橋監督率いる16位のFC東京。勝てば順位が入れ替わる一戦です。 ところが試合は前半8分。そして後半7分に失点。2点を追う苦しい展開になります。 樹森監督は後半13分、ダニーロ ゴメスと大卒ルーキー・笠井佳祐を投入します。 すると、そのわずか8分後でした。 笠井のパスを受けた奥村がドリブルで前進すると、切り返してシュート！こぼれ球に反応したのは笠井！ 【アルビレックス新潟　笠井佳祐選手】 「本当、たまたま自分の前に、いいところにボールが転がってきたので、適当にパーンて蹴ったら入ったので、ラッキーなゴールだったなと思います」 大卒ルーキー・笠井のJ1初ゴールで1点を返すと…… 後半29分、ダニーロ ゴメスのクロスに再び笠井！ 出場から短い時間ながら何度も相手ゴールに迫ります。 笠井の奮起にチームも連動……後半34分には高木のパスを受けたダニーロが、相手DFをかわしてミドルシュート！ さらにその3分後、ダニーロのクロスに今度は奥村！相手陣内に攻め込みますが、決め切ることができません。 するとこのボールを拾ったFC東京がカウンター…….攻守の切り替えからわずか13秒、警戒していた形から失点。再び2点を追う展開に。 3万人の声援に応えたい新潟は試合終了間際……ミゲルのFK。笠井が頭でそらし、ダニーロ！ひざで押し込み、加入3年目で待望のJ初ゴールをあげます。 新潟は2対3と点差を縮めますが反撃もここまで。またしてもホーム初勝利を逃しましたが、ルーキー・笠井が1ゴール1アシストと、今後の活躍を期待させる結果を残しました。 【アルビレックス新潟　笠井 佳祐選手】 「ルーキーイヤーとか関係なく、毎試合どの時間帯から出ても点を取ってチームの勝利に貢献できるように次節からも頑張りたい」 【アルビレックス新潟　樹森大介監督】 「（笠井選手は）サイズがあるのでポストプレーができる、得点感覚が優れているので点に直結するところ。ヘディングも強いので守備でも貢献してくれる、いろいろなところで活躍できると思う」 アルビは順位を18位に落とし、再び降格圏に沈みましたが、まだシーズンは3分の2残っています。次の試合は5月11日、再びホームで浦和レッズと対戦します。