渋滞末尾の「ハザード点灯」どのタイミングが正解? 「停まる直前」「ブレーキといっしょに」は遅すぎ? ドライバーたちの「渋滞してますサイン」即座に点灯すべき理由とは

ドライバーたちの“暗黙の了解”「渋滞末尾のハザード」  休日に高速道路や国道など、スピードの乗る道路を走っていると、前方で渋滞が発生。    そこで、ハザードランプを点灯させて後続車に注意を促します。では、ハザードを点灯させるタイミングは、いつがベストなのでしょう。 渋滞時の「ハザード」ベストタイミングは?(画像:PHOTO AC)  ハザードランプは、日本語だと「非常点滅表示灯」といった意味を持ちます。文字どおり、非常時に点滅させるための灯火類です。 【画像】「渋滞ハマらないってサイコー!」 これが「高速SAにあるホテル」です!(39枚)  とはいえ、道を譲ってもらったときに行う「サンキューハザード」や、バックで駐車するときに使う「リバースハザード」など、さまざまな場面で使われていることも事実です。  法的にハザードランプを点灯させることが義務づけられているのは「夜間、道路幅が5.5m以上の道路に駐停車するとき」と「通学・通園バスが子どもの乗降のために停車するとき」の2つだけです。  それ以外は個々のドライバーの独自の判断でハザードランプを使い分けているのが実情です。  ただし、高速道路や国道などの最後尾でハザードランプを点灯させることは、法的な決まりはないものの、サンキューハザードやリバースハザードなどとはやや異なります。  実際、高速道路の電光掲示板に「渋滞末尾ではハザードランプの点灯を」といったメッセージが表示されていることがあり、またJAF(日本自動車連盟)も公式サイトなどで同様に案内しています。  つまり、必要に応じて積極的に使うべき暗黙のルールであり、覚えておく必要があるマナーと捉えてもいいでしょう。  では、高速道路や国道などで渋滞に遭遇した場合、どのタイミングでハザードランプを点灯させるのがベストなのでしょうか。  それは「早ければ早いほどいい」。そして「少しでも追突のおそれがあると感じた場合は迷わず点灯させる」といえます。  渋滞している場所が直線であればいいのですが、トンネル内などの暗いところや、首都高・阪神高速などにある、先が見えない「ブラインドコーナー」のある道路では、特に後続車への配慮が必要です。  なぜならこうした場所での渋滞は、後続車に気づいてもらえるのが遅くなり、追突されてケガをしたり、愛車がダメージを受ける確率が高くなるからです。  そんなとき、ハザードランプを点灯させるか迷っていると、渋滞を知らない後続車がどんどん接近してきます。流れに乗った速度で走っていてコーナーをクリアすると、突如現れた渋滞に、あわてて急ブレーキ。  間一髪、追突は免れたものの、次の瞬間、同じような状況の後続車が突っ込んできて接触。そして追突事故になってしまった…では遅いのです。  ましてや、後方から迫ってきたのが大型トラックだったら、急ブレーキを掛けても間に合わず、もし追突されてしまったら大事故につながります。  時間にしてホンの数秒の躊躇が大事故につながるか、未然に防ぐことになるか、運命の別れ道になることさえあるのです。  前方で渋滞が発生し、ハザードランプを点灯しているクルマを見つけたら、迷うことなく点灯させましょう。  ただし、ハザードランプを点灯させたからこれでOKではありません。ブレーキのかけ方も「ペダルを踏んでは離す」を繰り返し、ハザードとともに「ブレーキランプ」も点滅させて、注意を促すとベストでしょう。  そして後続車がハザードランプを点灯させたことが確認できたら、こちらはスイッチをオフにします。こうした「連続作業」が後続車のドライバーに広がっていけば、きっと追突事故は予防できるはずです。  この種のテーマは明確な基準がなく、ここのドライバーの判断に委ねられているがゆえに、意見がまとまりにくい側面があります。  そんなときは「事故を未然に防ぐにはどうすればいいか」といった観点で対応すれば、かなりの確率で事故やトラブルを回避できるはずです。

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