元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が４日、「日曜報道 ＴＨＥ ＰＲＩＭＥ」（フジテレビ系）にリモート出演。立憲民主党が選択的夫婦別姓導入に向け「民法」改正案を国会に提出したことについてコメントした。 立憲の法案では夫または妻の姓で統一するか各自の結婚前の姓を使用するかを選択可能とする。別の姓を選んだ場合は子供の姓をどちらの姓にするかを結婚する時に前もって決め、きょうだいでは姓は統一される。 橋下氏は「僕は元々選択的夫婦別姓制度は賛成」と立場を明かし「立憲民主党が苦しんでいるのは戸籍法のところ。この問題って戸籍の表記をどうするかという問題なんです」と指摘した。 続けて「戸籍というのは公証制度。社会の実態をそのまま公に証するのが公証制度なんです」と述べ、「共働き夫婦が増えてきて、それぞれの名前でやっていこう。通称使用が増えた。通称使用の家族といのは、通称使用を名乗っている親と子供の名前。これ呼ばれ方バラバラなんです、社会の実態は。そのまま戸籍に反映しましょうよというのが本来の在り方なのに戸籍の表記のところでモメてしまっている」と解説した。 「行きつくところ事実婚を認めていっていいと思います。戸籍上、誰かの家に入るじゃなくて、自分の戸籍のまま法的に結婚する。子供はそれぞれの戸籍に両方とも名前を入れたらいいんですよ。色んな知恵でやっていけばいいんですけど、今の戸籍の表記だけにこだわり続けている政治行政が大混乱を生んでいるじゃないのかな」と疑問を呈した。そのうえで立憲民主党に対して「新しい戸籍の仕組み、事実婚に法的効力を与えるというアプローチを模索してもらいたいですね」と期待を寄せた。
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