“不倫まみれ”になるのを恐れて「山尾志桜里氏」の公認に二の足を踏む国民民主党「このままでは不毛な『不倫論争』が起きかねない」

 国民民主党が、菅野(山尾)志桜里氏に二の足を踏んでいる。同党から参院選への出馬要請を受けた菅野氏が出馬意向を固めた、との報道が出て10日経つが、いまだ正式発表がないのだ。菅野氏公認を内定していた執行部は、報道後、世間が猛反発したことを気にしているようで、周辺からは「このままキャンセルされる可能性もあるのでは」との憶測も出始めている。  *** 【写真を見る】“美魔女”と呼ばれていた頃の「菅野志桜里氏」 予期せず登場した「ゲス不倫議員」 「玉木さんは、成功体験があって甘く考えていたのだろう」  こう語るのは国民民主党関係者である。玉木雄一郎代表は昨年11月にグラビアアイドルとの不倫が発覚したが、党員資格3カ月停止の処分のみで政治危機を乗り切り、党首を続投してきた。 “不倫議員コンビ”結成かと思われたが… 「菅野さんの不倫騒動が持ち上がったのは7年半前。つい半年前に不倫した自分が逃げ切れたのだから、菅野さんの過去が今更蒸し返されることはないと踏んだのでしょう」(同)  だが、その目算は大きく外れた。予期せずもう一人、党所属の「不倫議員」が登場したからだ。相手の女性に実名すら明かさない“ゲス不倫”をしていた平岩征樹衆議院議員である。  平岩氏の不倫をすっぱ抜いたのは4月28日発売の「週刊現代」。平岩氏は記事に先んじて動き、22日、不倫をしていた事実を認める謝罪文をホームページにアップした。その数時間後、「菅野氏、国民民主党から出馬意向固める」との報道が飛び出すと、同党への世間の批判は一気に噴出した。 不倫議員同士で意気投合? 〈不倫を容認する党ということか〉〈菅野さんが公認されるならばもう国民民主を応援しない〉。玉木氏、平岩氏にくわえ、菅野氏まで入ってしまうと国民民主党はまさに“不倫まみれ”じゃないか、という批判がネット上に溢れかえってしまったのだ。 「菅野さん自身も中日新聞の取材に『近く何らかのご報告ができれば』と答えていた通り、国民民主が菅野さん擁立に動いていたのは事実です。本当は23日に、東京選挙区で擁立することになった元NHKアナウンサー・牛田茉友氏とともに公認を正式発表する予定で進めていたのですが、あまりの世論の反発の大きさに延期せざるを得なくなった」(同)  菅野氏の公認については、一部の執行部が水面下で極秘裏に進めてきたという。 「どうやら玉木さんが一本釣りしたようです。2人は同じ東大出身で昔から親しく、かつて菅野さんは5歳年上の玉木さんを“玉木クン”と呼んでいたくらいの仲だった」(永田町関係者)  確かに、菅野氏が昨年11月、玉木氏の不倫が発覚した時に投稿したSNSの文章一つ取ってみても、2人は随分仲が良さそうだ。 〈政治家のプライベートを進退に直結させると、「そして誰もいなくなった」になってしまうから、政策実現・政治改革のためにも、玉木さん辞任とならなくてよかったと思っています〉(菅野氏のFacebookより) いきなり自分の不倫を“過小評価”し出した玉木氏  そして、菅野氏の公認が棚上げ状態になっている間、今度は玉木氏自身の不倫も蒸し返されることになってしまった。発端は玉木氏のXでの発言である。28日、平岩氏は離党届を提出したが、玉木氏は離党届を受理せず、党の倫理委員会の処分を待つ考えをXで示した。その際、自身の不倫について、 〈倫理委員会の調査で、「報道機関に不倫を類推されるような行為」が党代表としての注意義務に違反するとして3ヶ月の役職停止とされたものです。相手方も憶測に基づく報道を否定しており、(平岩氏の不倫と)同列に扱われる内容ではありません〉  と、いきなり“過小評価”し出したのだ。これにネット民は〈不倫相手を常に側に置いて仕事してそのまま一緒にホテルに行くところまで撮られて、さらにはホテル代に政治資金を使ったことまでバレてるわけで同列に扱うなと言われても第三者から見たら十分同列だよ〉などと猛反発。  蓮舫氏にまで、〈倫理を疑われることに『同列』ってあるのかしら〉(Xより)といじられる展開になった。 「確かに玉木さんの不倫と違って平岩氏の不倫は、出会い系サイトを通して知り合った女性に身分や名前を偽って近づき関係を持ったという、詐欺みたいな話だった。ただ、菅野さんの不倫だって悪質性は負けていない。双方の家庭を壊しただけでなく、相手側の妻が自殺するという重大な結果をもたらしているからです。このまま菅野氏公認に突っ走れば、3人の不倫のうちどれがセーフで、どれが許されるといった、あまりに不毛な『不倫論争』が起きかねません」(前出・国民民主関係者)  かくして、玉木氏周辺からは「もう菅野氏の公認は諦めた方がいいのでは」との声が漏れ始めているのである。 デイリー新潮編集部

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