いすゞ新型電動ピックアップトラック『DマックスEV』発表 常時4WD、専用リアサス採用

最大積載量1トン タフさと静粛性を両立 いすゞは、フルタイム4WDと1トンを超える積載量を誇るピックアップトラック『Dマックス』のEVバージョンを発表した。 【画像】屈強な電動ピックアップトラックが新登場!【いすゞDマックスEVを写真で見る】 全4枚 新型DマックスEVは今夏に欧州市場で発売される予定だが、来年2月からは英国向けに右ハンドル車の販売も始まる。KGMの新型ムッソEVや、マクサスeTerron 9などと競合することになるだろう。 いすゞDマックスEV いすゞ ディーゼル仕様のDマックス(いすゞが欧州で唯一販売するモデル)とほぼ同一の設計だが、内燃エンジンを電気モーター2基(各車軸に1基ずつ)に置き換え、合計出力190ps、最大トルク33kg-mを発生。0-100km/h加速は10.1秒、最高速度は130km/hとされる。 66.9kWhのバッテリーが床下に搭載され、欧州WLTP基準での航続距離は263km。最大50kWの充電に対応し、1時間で20〜80%の充電が可能だ。 重要な点は、バッテリーの追加がオフロード性能に大きな影響を与えていないことだ。DマックスEVは210mmの最低地上高と600mmの渡河深度を誇り、アプローチ角は30.5度、デパーチャー角は24.2度となっている。 フルタイム四輪駆動システムに加え、「究極のオフロード走行性能」を実現するという専用のラフテレーンモードも備えている。 従来型と同じラダーフレームシャシーを使用しているが、ハンドリングを向上させるため、リーフスプリングの代わりに特別設計のド・ディオン式リアサスペンションを採用している。 さらに、ピックアップトラックとしての実用性を維持し、1000kgを超える荷物を積載可能で、最大3500kgの牽引能力を備えている。ただし、これらが航続距離に与える影響についてはまだ明らかにされていない。車両重量は2350kgだ。 その他、内外装はディーゼル仕様のDマックスとほぼ同一だ。装備リストも同様で、タッチスクリーン式インフォテインメント・システム、デジタルドライバーディスプレイ、デュアルゾーン・クライメートコントロール、前後パーキングセンサー、シートヒーター(フロント)などが用意される。 DマックスEV は、現時点ではダブルキャブ仕様のみの販売となる。 価格はまだ確定していないが、従来の内燃エンジン搭載モデルよりも大幅に高価になる見込みだ。参考までに、英国向けのディーゼル仕様のDマックスは付加価値税(VAT)抜きで3万6505ポンド(約700万円)からとなっている。

もっと
Recommendations

三菱の「“8速MT”セダン」!? カクカクボディ×全長4.4mの「ちょうどイイサイズ」がイイ! 超“画期的”スーパーシフト搭載の“三菱・三菱”こと「トレディア」がカウンシルに登場

三菱の希少なセダンが出展され、来場者から大いに注目を集めた

新「“高級”ミニバン」世界初公開! 斬新「“ロ”の字」テールライト&モコモコシート採用! もはや“クラブ”なギラギラ内装もカッコイイ“新時代のリムジン”メルセデス・ベンツ「Vision V」中国に登場

Vクラスの次期モデルをプレビューするコンセプトモデル

日産「新型エクストレイル」まもなく登場!? 全面刷新”で「高効率エンジン」搭載へ? 超精悍顔に進化? 噂の新型「SUV」を大胆予想したCGをデザイナーが制作

新型エクストレイルはこうなる?2025年3月26日、日産自動車は日産お…

マツダ新型「MAZDA“3”」!? 超美麗ボディの「小さな高級車」が顔面刷新? 全長4.5m級の「ファストバック」次期型予想CGをデザイナーが制作

マツダ3はどう進化する 2019年5月に発売されたマツダ「MAZDA 3」は…

いすゞ新型電動ピックアップトラック『DマックスEV』発表 常時4WD、専用リアサス採用

最大積載量1トンタフさと静粛性を両立いすゞは、フルタイム4WDと1ト…

日産「エルグランド」ついに一部受注終了を公表! キング・オブ・ミニバン“現行モデル”15年の歴史に幕! 注目あつまる「次期型エルグランド」どんなモデルになる?

現行モデルである「E52型」は2010年8月に発売され、約15年にわたって販売

スバル「新型SUV」世界初公開! 375馬力の「本格モデル」! 高性能4WD&赤い「SUBARU」エンブレム& 斬新「ツルツル顔」採用だけど“水平対向エンジンはなし”な「トレイルシーカー」米国に登場

375馬力&大型カーゴがイイ!スバルの米国法人は、2025年4月に開催…

全長3.7m!トヨタ「ルーミー」みたいな“小型トールワゴン”が「スバル」にもあった! 車内ひろびろ「謎の箱クルマ」使い勝手バツグンの「ジャスティ」とは!

ルーミーはダイハツ「トール」のOEM車として展開されているモデル

何と登場から27年!プジョー206は今買って乗ってもよい小型車の傑作【第5水曜日の男、遠藤イヅルの令和的ヤングタイマー列伝:第3回】

今なお新鮮、高い完成度を誇るデザインこんにちは。クルマを主体とし…

「どっちだっけ?」クルマの「給油口の位置」右か左か忘れた! 実は「一瞬で分かる」裏ワザがあった!? 意外と歴史の浅い「目安マーク」とは

給油口の位置「右」「左」迷ったときはクルマに普段乗り慣れていな…

loading...