Travis Japan・松田元太、高石あかりは「完全にこっち側」 意外な共通点を発見

 ギンビスの国民的おかし「たべっ子どうぶつ」をフル3DCGアニメーションで初めて映画化した『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』が5月1日に公開される。本作は、戦闘力ゼロで“かわいい”だけが取り柄のたべっ子どうぶつたちが、世界征服を目論む敵を倒すという、1000%不可能なミッションに挑む物語。らいおんくん、ぞうくん、かばちゃんなどおなじみのキャラクターに加え、本作から仲間入りする新キャラのぺがさすちゃんも一丸となって奮闘する。今回クランクイン!は、本作でらいおんくんを演じるTravis Japanの松田元太と、ぺがさすちゃんを演じる高石あかりにインタビュー。お菓子「たべっ子どうぶつ」への印象や、劇中少しだけギスギスしてしまう、らいおんくん&ぺがさすちゃんへの思いを聞いた。 【写真】らいおんくん&ぺがさすちゃんにギュ〜ッとハグする、松田元太&高石あかり(撮り下ろしショット) ■高石は「ライバル製造機女優」!? ——まさか「たべっ子どうぶつ」に泣かされるとは…と思うくらい感動しました。オファーを受けて、脚本を読んだ際の印象はどうでしたか? 松田元太(以下、松田):オファーをいただいた時は、率直にうれしかったです。「たべっ子どうぶつ」といえば、小さい頃から知っているお菓子ですし、皆さん大好きだと思うんですけど、まさか映画化するとは思っておらず、ビックリしました! どんな物語が描かれるんだろうとワクワクしながら脚本を読むと、子どもも大人も楽しめるポップな内容で、らいおんくんたちが成長する様子は、すごくステキで温かくて、心から本当に“おかしい”なと思っています。皆さんにも楽しんでほしいです。 ——今回で“ライオン”役は二度目ですね。 松田:そうなんです。二度目ましてなんです。いつかトラ役のオファーもいただきたいなと思っています(笑)。 ——高石さんはいかがですか? 高石あかり(以下、高石):「たべっ子どうぶつ」はお菓子としてずっと身近にあった存在なのですが、最近はグッズも盛り上がっていて、キャラクターの大ファンでない方でもグッズを持っている印象があります。ちなみに、わたしも持っています(笑)。ガチャガチャやコラボカフェなど、いろんな展開がされている中での映画化だったので、「たべっ子どうぶつ」の広がりに驚きましたし、出演させていただけることになって、すごくうれしかったです。 わたしが演じさせていただいたぺがさすちゃんは、映画オリジナルのキャラクターなんですけど、まずペガサスという架空の動物であることが、とても面白いなと思いました。らいおんくんや、ぞうくん、うさぎちゃんたちと、どう関わってくるのかと思っていたら、「うらやましい」と思われる特別な存在で。だからこその彼女の魅力的な部分や、「うらやましい」と思わせる説得力が必要になるなと思いまして、演じるのが難しそうと思いつつ、楽しみにも感じました。 ——松田さんはらいおんくん、高石さんはぺがさすちゃんを演じるにあたって大切にしたことはありますか? 松田:らいおんくんは、たべっ子どうぶつのリーダー的存在なので、無邪気に笑いながらも、リーダーの自覚をある程度持っているキャラクターだと思っています。でも価値観が仲間たちとズレている部分もあって、そこも良さだったりするので、ポジティブで前向きな明るいらいおんくんをイメージして演じました。 物語が進んでいくにつれて、環境や心に変化があるので、自分の声に変化をつけながら、らいおんくんの成長を表現しています。ただ変に“らいおんくんだから”を考えすぎず、感じたままに演じて、監督さんにアドバイスをいただきながら、理想のらいおんくんに寄せていきました。 高石:ぺがさすちゃんは、正義感がすごく強くて、しっかりもののお姉さん的な部分があるので、そこを声で表現したいなと思いつつ、見た目がかわいらしいので、キュートさも残したくて。キャラクターってみんなそうなのですが、要素を1つに絞れないんです。なので、瞬間瞬間で彼女が感じていることを、素直に演じてみようと思いながら収録しました。 ——ご自身との共通点はありましたか? 松田:ポジティブな部分は結構似ているなと思ったんですけど、らいおんくんは意外と言う時は言うんですよね。発言が先行して後から考えるっていうのがかわいらしくて、僕もらいおんくんから学んだことがいっぱいありました。 高石:仲間や大切な人を「守りたい」っていう感情がすごく強いところは、自分と近しいなと思います。 松田:「あやめたい」じゃなくって…? 高石:言ってないです。「守りたい」です(笑)。 松田:殺し屋的な…。「撃ちたい」も違う…? 高石:全然違います、それは違う作品です(笑)。 ※高石は、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで女子高生の殺し屋役を演じた ——(笑)。らいおんくんとぺがさすちゃんは、一緒にアイドル活動をしていく中で、ギスギスとした関係になります。らいおんくんは、ぺがさすちゃんの人気に嫉妬しますが、お二人はライバルが現れた時に、どんな気持ちになりますか? 高石:役者は人と関わる仕事で、どなたかがいらっしゃらなくなると成り立たなくなってしまうんです。敵とみなすと仕事が成立しないので、あまりそんな感情を抱いたことがないです。例えライバルがいたとしても、「なんでわたしはこんなこともできないの」って感情の矛先はずっと自分に向いているタイプで。自分にはないすごいものを持っている人に魅力を感じます。 松田:僕も同じで、嫉妬心を抱くよりも魅力として受け取るタイプです。自分の知らないことを学べるいいチャンスかなって。でもきっと、高石さんは「ライバルだ」って思われる側な気がします。ぺがさすちゃんみたいな、大人っぽくて軸がある人って、ずるいなって思いますし、らいおんくんもそういう風に思ったのかなって。なので、高石さんは「ライバル製造機女優」です! 高石:ええええ(笑)。 松田:きっといろんな見えない努力をされていて、計り知れないすごい女優さんなんだと思います。僕もリスペクトを持ちながらも、どこかで「負けないぞ」って思いましたし、きっとらいおんくんも、ぺがさすちゃんに対してそういう風に思っていると思います。 ——個人的には、らいおんくんとぺがさすちゃんには仲良くしてほしいんですけど、もし二人にアドバイスをかけるなら…? 松田:僕は「戦え!戦え!」って思います。 高石:いいですね! わたしもそのままでいいと思います。それも二人の個性ですし、やり合っていることすら、すごくステキな関係性だなって。 ——ちなみに松田さんは高石さん、高石さんは松田さんにどんな印象を持っていますか? 松田:今は凛とされた雰囲気がありますが、高石さんの過去の密着映像を拝見した時に、いじられている場面があって、「はい、こっち側だ。ようこそ」って思っていました(笑)。 ——こっち側!(笑) ■松田の理想のリーダー像は「ちゃか」 松田:役者さんとして幅広い役柄を演じられていて、すごくリスペクトしているんですけど、そんなギャップもステキだなと。 高石:今日初めてお会いして、二言目ぐらいに「こっち側だ」って言われるとは(笑)。どこに同じ部分を感じてくださったんでしょう…。 松田:いや〜もう完全に“こっち側”です。エリア的に。 高石:あ、そうなんですね(笑)。 ——意外な共通点が(笑)。本作では、たべっ子どうぶつたちが力を合わせて困難に挑む姿も印象的でしたが、チームワークを高めるために大切にしていることはありますか? 松田:チームワーク…好きです。ずっとサッカーを習っていて、団体で何かをするのが好きで。誰かが何かをしている時に、カバーやフォローに入ったりという、“誰かのために何かをする”っていう仕組みが好きです。1つの目的のために、みんなで向かっていく姿ってかっこいいですよね。 チームワークを高める方法は、正直分かんないです。楽しみながらでもそれぞれがお互いへの愛を持っていたり、真っすぐ向き合ったり。あとは、伝えることは伝える、我慢することは我慢するとかですかね? そういうバランスが大事なのかなって。 ——らいおんくんもチームを引っ張るリーダーですが、いいチームを作るための理想とするリーダー像はありますか? 松田:僕はリーダー感があんまりないのが好みで。みんなからリーダーだって認識されながらも、ふわっとしている人がいいですね。Travis Japanのちゃか(宮近海斗)も結構ふわっとしていて、なんか適当で、いい感じなんです。 ——高石さんはどうですか? 高石:一言でまとめられるものではないと思うんですけど、一緒にお仕事をするチームが、明るい雰囲気だったらうれしいです。ただ、カットがかかった時に切り替えるスイッチは必要だと思うので、明るくも切り替えられる現場がステキだなと思います。 ——ありがとうございます。らいおんくん、ぺがさすちゃん含め、たべっ子どうぶつたちがさまざまな壁にぶつかるのが本作です。お二人はピンチの場面を、どう乗り越えていますか? 松田:一度自分だけで挑んでみて、落ちるところまで落ちて、それでダメだった場合は、周りの仲間たちに助けてもらいます。そこで前向きになった時に、エンジンをかけ直して、再スタートを切る…。でも一旦多分諦めます。ああ、オワタ…って。そこから開き直っちゃいますね。 こんなのが日常茶飯事で、そこから学ぶことも結構多かったりするので、開き直るっていう言い方があっているのか分からないんですけど、1回楽になってから反省して、やり直していきます。考えすぎちゃうタイプだから区切りが必要なのかもしれません。 ——メンバーに助けられて乗り越えられたことも…? 松田:もちろんあります。それぞれがいろんなソロ活動をさせていただくタイミングで、「ちょっと壁が高いな」って感じた時に、グループに帰ると、メンバーが察してくれるんです。「大丈夫か」って話を聞いてくれて、一旦忘れて踊っちゃう。その感情を振り付けに落とし込んだりして、違うエンターテインメントにもつなげられるのが自分たちの良さでもあります。すごくいい環境です。 ——高石さんは「壁」とどう向き合っていますか? 高石:わたしも壁のおかげで、自分を知れることが本当に多いなと思います。壁と対峙(たいじ)する時はすごく悩むんですけど、1回俯瞰(ふかん)で見た時に、“壁がある”ってぜいたくでありがたいことだと気が付きまして。だから、その環境を大切にして、「ちゃんとぶつかろう」「失敗しよう」と前向きに考えています。 ——高石さんが壁を感じる場面って、どんな時ですか? 例えば監督から「全然違う」って言われたりとか? 高石:あ、でもわたしそういうの大好きです! 全然違ったり間違えたりすることが好きで。次に何ができるか考えたり、まったく違うことを持ってこられるのがワクワクします。楽観的でポジティブな部分が出てるんだと思います。 ——負けず嫌いですか? 高石:そうかもしれないです。「できなかった、じゃあ次だ」って。落ち込む時は落ち込みたいと思いつつ、でも気が付いたら前を向いている気がします。 ※高石あかりの「高」ははしご高が正式表記。 (取材・文:阿部桜子 写真:上野留加)  3DCGアニメーション映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は、5月1日より全国公開。

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