〇 オリオールズ 4 − 3 ヤンキース ● ＜現地時間4月28日 オリオール・パーク＞ オリオールズの菅野智之投手（35）が28日（日本時間29日）、本拠地でのヤンキース戦に先発登板。中4日で5回無失点8奪三振の力投を見せ、チーム単独トップの3勝目（1敗）を手にした。 初回、一死から2番・ジャッジに左前打を許すと、続くベリンジャーには四球を与え一、二塁のピンチ。それでも、4番・ゴールドシュミットを93.5マイル（約150.5キロ）の直球で空振り三振に仕留めると、続くチザムには死球を与え二死満塁としたが、最後は6番・ボルピをスライダーで遊ゴロに仕留め無失点スタートを切った。 2回は一死から8番・ドミンゲス、9番・ペラザを連続三振に仕留めるなどテンポ良く3者凡退。3回は先頭のグリシャムを鋭く沈むスプリットで空振り三振に仕留め、前の回から3者連続三振をマークした。 一死からジャッジ、続くベリンジャーに連打を許し一、三塁のピンチを招くも、ここでもゴールドシュミット、続くチザムをいずれもスプリットで連続三振斬り。ピンチを脱し雄叫びを上げると、本拠地に集まったファンは拍手喝采で右腕の力投を称えた。 味方打線の援護で4−0となった4回は、二死から安打を許すも危なげなく無失点。5回は2打席連続で安打を許したいたジャッジをスプリットで空振り三振に仕留め、最後は中堅・ムリンスの“ホームラン・キャッチ”にも助けられスコアボードにゼロを刻み続けた。 菅野は5回95球、5安打無失点、8奪三振2四死球の内容で降板。この日も中4日でキッチリと試合を作り、試合前3.54だった防御率は3.00に良化した。 オリオールズは終盤、ヤンキース打線の反撃を受けるも何とかリードを死守。連敗を「3」で止め、勝利投手の菅野はこれで自身3連勝となった。
