人気が続く大相撲で注目の力士と言えば、静岡が誇るこの2人!熱海市出身の幕内力士、熱海富士と、焼津市出身の翠富士。 どちらも相撲の強豪、沼津市の「飛龍高校」出身ですがそこに、将来を有望視されている注目の高校生が現れたのです! 3月の全国大会では翠富士を彷彿とさせる豪快な上手投げで見事優勝! その陰には血がにじむような努力も… さらに話題なのは相撲だけでなくその甘いマスクも! (同級生) モテます。イケメンです。 女子とかがキャーキャー言ってます。 25日のエブリーライフは静岡に相撲界の新星が誕生!!強くてイケメン!?注目の高校生その魅力に迫ります! 昼休みの飛龍高校。3年生の教室へ行ってみると…いました!こちらが、いま大注目の逸材、相撲部の3年生西尾勇斗選手です。身長169センチ。見た目はとっても優しそうで正直、あまり強さは感じられませんが…。 いざ、相撲となると!!! 鍛え上げられた肉体から繰り出されるパワーはまさに異次元。体の大きな相手にも、引かずに前に出ます。西尾選手のこの強さを全国に知らしめたのは3月、高知県で開催された全国高校選抜相撲大会。 80キロ級に出場した西尾選手は、相手を寄せ付けずに見事優勝。 実はこの大会の個人種目で、静岡県勢が優勝するのはいまの翠富士である庵原一成選手以来11年ぶりの快挙なのです! 西尾選手は福岡県の八女市出身。小学3年生で、本格的に相撲を始めると持ち前のセンスと努力で中学卒業まで、地元では負けなしの無双状態。 そんな西尾選手になぜ静岡の飛龍高校を選んだか聞いてみると… (西尾選手) (飛龍高校は)自分が中学校の時とか、ずっと全国トップクラスで、強くて憧れっていうか… 実はもう一つ、どうしても飛龍高校に行きたい理由があったといいます…それは! (西尾選手) 翠富士関は小さいけど、強くて、押しも強くて技も多彩で、尊敬してます。 西尾選手は翠富士に憧れ、目標としていてそれは、全国大会の取り組みにも、現れていました。 1回戦では、パワーで圧倒し相手を軽々と吊り出し。 準決勝では、この見事な引き落とし。 そして決勝では、豪快な上手投げとまさに変幻自在、その様子はまるで翠富士を彷彿させる勝ちっぷりです。 しかし、ここまで強くなるのは決して楽な道のりではありませんでした。 実は西尾選手にはある悩みが…。 (西尾選手) デカくなりたくて、あんまり太れる体質ではないというか、筋肉だと、やればつくんで。 体格のハンデを補うため筋肉をつけて、パワーで勝負しようと肉体改造を決行。 激しい稽古のわずかな合間にも、筋トレを行っているのです。 さらに稽古が終わった後は、トレーニングルームへ直行。 勝つための体にするため、ひたすら鍛え続けているのです。 それは、その変化を見れば一目瞭然。 高校1年生の時と今を比べると、西尾選手が特に力を入れたという肩の筋肉は、見違えるほど成長しています。 翠富士や熱海富士を育てた相撲部の栗原監督に、西尾選手の強さについて聞いてみると… (飛龍高校 相撲部 栗原大助監督) やっぱり体に力があるので、しっかり自分の形に組み止めたら強いというのが強みです。 どうしても腕っぷしが強いと、上体(だけ)で行ったりするじゃないですか。 そういうのを下半身からの連動で上体に生かして合わせることが大事なんですよ。 翠富士との共通点というのは多々ありまして、自分もやっぱり西尾を指導するときには、翠富士と被らせながら、指導する部分はあります。 監督もすでに第2の“翠富士”誕生が視野にあるようですが… そんな西尾選手が今年の目標に掲げたのはこの4文字。 (西尾選手) 「百折不撓」(ひゃくせつふとう)どんなに失敗しても諦めず、自分の目標に少しでも近づけるように気持ちを負けず、突き進むためにこの言葉にしました。 そしてつかんだ高校日本一の称号! ふだんの西尾選手についてクラスメートに聞いてみると… (同級生) 優しいです。 モテます。 イケメンです。 さらに相撲部の同級生からはこんな情報も!! (相撲部員) モテますね! 県外の大会とか行くと、女子とかがキャーキャー言ってます。 脱いだらもう…すごいっすね。 強さはもちろん、卓越した筋肉と甘いマスクで、人気はすでに全国区のようです。 そんな西尾選手は、ある大きな大会を控え、普段にも増して猛練習中です。 (西尾選手) 5月に東京で世界予選があって、そこで優勝したら世界大会に出られるので、その日までにコンディションを整えて勝ちたいですね。 なんと、西尾選手が見ている舞台は日本にとどまらず、すでに世界なのです。 この先、大相撲での活躍も期待されるなど静岡から新たな注目力士の誕生にむけ目が離せません!