今年のゴールデンウィークは平日にお休みをとると最大11連休。暑くなる日もあるようですが、比較的過ごしやすい気温になりそうですね。外で過ごす時間も心地良いと「今日は外でごはんを食べてみようかな」と、バーベキューやピクニックなどで外ごはんを楽しむ方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、外ごはんにもおすすめのメニューを、簡単で栄養満点なおうちごはんを提案しているおうち料理研究家・料理ブロガーのちゃんちーさん(Instagram @chan.chan_chii )に教えてもらいました。ちゃんちー家にとても馴染みがあり、3人の子どもたちにも大好評という一品です。 子どもも喜ぶ、外ごはんが楽しい季節 過ごしやすい季節になってきたかと思えば、急な真夏日もやってくる今日この頃。毎朝の服選びにも頭を悩ませます。しかし、この時季は我が家で恒例のオソトゴハンがよく開催されます。先日も、子どもたちのリクエストのもんじゃ焼き&お好み焼きをお外(ウッドデッキ)で作り、子どもたちの新生活の話を聞きながらのんびりと夕飯を食べました。 お出かけだけでなくキャンプにも行きたくなるこの季節ですが、今年は長男が中学生になったこともあり、休みの日は全てラグビーの練習と交流試合で埋まっていて、なかなか家族での外出も難しくなってきました。 そんなときに助かるのが自宅BBQ。我が家のある岐阜県では自宅の庭でBBQをすることが当然のような県民性があるのですが、地域によっては庭でのBBQが難しいところもあるよう。そういう場合は、室外でも室内でも作れるホットプレート料理でアウトドア気分を楽しむのもいいですよね。 そこで今回は、ホットプレートを使って作ることもできるおすすめメニューをご紹介したいと思います。それは、岐阜県の郷土料理でもある「五平餅(ごへいもち)」。私にとってはとても馴染みのある料理なのですが、みなさんはご存知ですか? 五平餅は岐阜県や長野県の郷土料理で、みたらし団子とはまた違い、お米を潰したものを串に巻き付け、甘辛い味噌ダレをつけて焼いたもの。地域によって形やベースのタレが違ったりとさまざまな種類があります。 我が家ではこの五平餅をBBQやキャンプで食べることが多いのです。余ったご飯を活用して作るのですが、子どもたちはおにぎりにすると食べないのに、五平餅にするとペロリと完食します(笑)。また、ご飯を潰したり、好きな形に整えたり、串に巻き付けたり、子どもたちも楽しみながら作ってくれます。 しっかり味で甘辛の味噌ダレは、作り置きしておくこともでき、五平餅だけではなく、普段の料理の中で応用することもできますよ。 本格的な味わいを自宅で手軽に再現できるのでぜひ試してみてくださいね。 クセになる味「五平餅」の作り方 今回はフライパンで作っていますが、ホットプレートでももちろん作れます。また、炭火(焚き火)で網の上にのせて焼いてもOKです。 〈材料〉4本分 ・残りご飯 約2合(約600g) ・片栗粉 大さじ1強 ・ごま油 適量 A)みりん 大さじ2 A)しょうゆ 大さじ1 A)酒 大さじ1 A)砂糖 大さじ3〜4 A)赤味噌 大さじ2(※味噌は普段使っている味噌でもOKですが、コクや本格的な色合いを出すためにも赤味噌がおすすめです) A)すりおろししょうが 小さじ1/3 ・無塩くるみ 約15g ・白ごま 小さじ2 〈作り方〉 【1】残りご飯に片栗粉をまぶしたら麺棒などで潰す。 【2】お好みの粒加減まで潰したら、手にごま油を塗って平たく丸め、フライパン(またはホットプレート)で両面焼く。※今回は子どもたち食べやすいように小さく丸い形にしましたが、わらじ型などお好きな形でOKです。また、ここで竹串や割り箸に巻き付けて形成してもOK。 【3】焼いている間に、白ごまとくるみをすり鉢であたる(包丁で刻んでもOK)。 【4】(A)の調味料を加えて混ぜ合わせ、味噌ダレを作る。 【5】ご飯に焼き色がついてきたら表面に【4】の味噌ダレを塗る。 【6】5〜7分ほど表面を焼いて味噌の香ばしい香りがしてきたら完成。※味噌ダレにみりんと酒が入っているため、そのまま塗って食べず、必ず加熱してから召し上がってください。 冷めてもお肉がパサつかない、しっとり柔らかい「鶏つくね」の作り方のコツ