ゴールデンウィーク中のいま、海外に遊びに行っている人も多いはず。また、これからやってくる夏休みに海外旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか。英語が分からなくても海外旅行は楽しめますが、海外に行くと英語でのコミュニケーションが必要となる場面もあるので、旅行時に使うフレーズに限らず、日頃から少しでも英語に触れておくと安心感にもつながりますよね。 昨今、訪日外国人観光客も増えているので、覚えておくと役立つ英語を、確実に伝わる“短い英会話”を提案しているオンライン英会話スクール講師・mamiさんのFRaU web連載「 シンプルなのに伝わる英会話レッスン 」特別版にて紹介します。 今回は、しばらく会っていなかった友達や仕事相手などと再会したときに使う「Long time no see!」、「Nice to see you again」、「How have you been?」の返し方についてそれぞれ解説します。 「Long time no see!」の返答フレーズ 「久しぶり」という意味でよく使われる英語に「Long time no see」があります。このフレーズを久しぶりに会った友人や同僚に言われた際、どのように返しますか? 咄嗟に出てこない方へ、ネイティブが日常会話でよく使う返し方をいくつか紹介していきます。 【1】 Yes, I missed you! 「うん、寂しかったよ!」 【解説】「miss you」は誰かと会えなくて「寂しい・恋しい」と言いたいときに使う表現で、恋人だけでなく同僚や友達にも気軽に使えます。久しぶりに会った相手に対してこのように使うことも多いので、覚えておきましょう。 【2】 How have you been? 「元気だった?」 【解説】直訳すると「あなたはどうしていましたか」という意味で、意訳は「元気にしていましたか」となり、久々に会った相手に使えるフレーズです。現在完了形の「have」を使った表現で、仲の良い友達や上司に対してなど相手を選ばずに使えます。日常会話でネイティブがよく使う一言です。 【3】 It’s been ages! 「久しぶり!」 【解説】「Long time no see.」と同じ意味で使えるフレーズです。カジュアルな場面で使う表現なので、目上の人に対して言うときは、代わりに「It’s been a while.」を使うと良いでしょう。どちらも覚えておくと便利です。 「Nice to see you again」の返答フレーズ 何度か会ったことのある人に再会した際、「またお会いできて嬉しいです」と言われ、「私もです」と返すことがありますが、英語だとどのように表現するのでしょうか? 「また会えて嬉しいです」を意味する 「It is nice to see you again.」や「Nice to see you again.」に対して、自分も同じ気持ちであることを伝えるときに使えるフレーズを紹介します。 【1】 I feel the same. 「同じ気持ちだよ」 【解説】「same(同じ)」という単語を使った表現です。「the」を付けるのを忘れないようにしましょう。「Nice to see you again.」と言われたとき以外にも、いろいろなシチュエーションで応用できる一言です。 【2】 Same here. 「同じだよ」 【解説】「私も同じです」と言いたいときに使える短い一言。相手と同じ気持ちのときや、自分も同じ状況のときなどに使えます。また、飲食店で他の人が注文したものと同じものを頼みたいときにも「Same here.(同じものをください)」と言うことができます。 【3】 Likewise. 「私もです」 【解説】「Me, too.」や「You, too.」などと同じ意味で使える英語です。「こちらこそ」という意味で使われることもあります。相手と同じ気持ちであることを伝えたいときに使えるシンプルで覚えやすい一言です。 「How have you been?」の返答フレーズ しばらく連絡をとっていなかった友人などにメールや電話をするとき、「元気にしてた?」「元気にしていましたか?」というフレーズを添えることがありますが、自分が尋ねられたら、何て返しますか? 最近会っていなかった相手に対して使う「How have you been?(お元気でしたか?)」というフレーズの返し方をいくつか紹介していきます。 【1】 I’ve been good. 「元気です」 【解説】「How have you been?」と聞かれたときの返答として最もポピュラーなもののひとつです。完了形の「have」を使っているので、一緒に使うbe動詞は「been」という形になります。フレーズごと覚えておくと便利です。 【2】 Great, thanks. 「元気だよ、ありがとう」 【解説】カジュアルなシーンで使われる言い方で、友達同士の会話などによく出てきます。「great」の部分は「good」や「not bad」などにして言うこともできます。また、「thanks」を「thank you」に変えると丁寧な印象になります。 【3】 I’ve been very busy. 「最近忙しいです」 【解説】とても忙しくしていたことを伝えたいときは、このフレーズがよく使われます。そのほかに、体調を崩していたときは「I’ve been sick.(病気をしていました)」というフレーズが使えます。合わせて覚えておきましょう。 「How are you?」「What’s up?」…英語の「挨拶」に対する返答フレーズ