山本由伸に感じた“異変” 1試合4四球も制球面でなく…好調時にあった「音」

山本由伸、1試合4四球で「結果的にリズムが悪いピッチングに」 【MLB】パイレーツ 3ー0 ドジャース(日本時間26日・ロサンゼルス)  小さなミット音だけが、スタジアムに響いていた。ドジャースの山本由伸投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発登板し、5回94球5安打3失点(自責1)の投球で今季2敗目を喫した。初回から3回まで3イニング連続で先頭打者に四球を許す立ち上がり。“異変”を感じたのは「音」だった。  初回に32球を費やした。四球、盗塁、適時打……。先制点を与え、連続無失点は18回2/3でストップした。スポンというミットの音は、直近の登板で最も小さく聞こえた。1試合4四球はメジャー移籍後ワースト。試合後には「ボールが先行してしまい、なかなかリズムを作りきれなかった。そこが1番だったかなと思います」と言葉を絞り出した。  2日前、シカゴでのブルペン投球。登板前の調整とはいえ、投じた約40球のうち10度ほど首を傾げたり、投じた直後に天を見上げたりするシーンが見られた。ただ、1球を投じる度に投手コーチや通訳と投球データの分析を行い、すぐさま修正。似た光景が、この試合でも見られた。 「2回の最後の方から3回、4回とどんどん感覚は良くなっていたんですけど……。5回にピンチの場面を乗り切れず悔しかったです。やっぱり、必ず原因はあるので。それを早く感じ取るというか、早くどこが良くないのかっていうのを考えて。今日も割と早い段階で、調子が少し良くはなっていたんですけれども、結果的にリズムが悪いピッチングになってしまいました」  立ち直り始めた5回。先頭打者を三ゴロに打ち取ったかと思われたが、三塁手のマンシーが悪送球で出塁を許した。その後は3本の安打を許して2点を失った。乗り切れない夜は5回3失点(自責1)で降板した。  1試合4与四球はオリックス在籍時の2022年8月2日西武戦以来だったが、“異変”を感じたのは制球面ではない。静寂の中で聞こえたのは、小さなミット音だけ。気迫の声、ピンチを封じた絶叫……。不安に打ち勝った、心からの叫びが、また聞きたい。(真柴健 / Ken Mashiba)

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