フルモデルチェンジしたスバルの「アウトバック ウィルダネス」世界初公開

タフ顔の新型「ステーションワゴンSUV」!  スバルの米国法人は、ニューヨーク国際オートショー2025において、フルモデルチェンジを遂げた2026年モデルの「アウトバック ウィルダネス」を世界初公開しました。 アウトバック最強モデル!  アウトバックは、スバルが長年にわたり展開するクロスオーバーSUVで、日本でもレガシィシリーズの一翼を担ってきた実績を持ちます。 【画像】超カッコイイ! 新型「ステーションワゴン“SUV”」を画像で見る(88枚)  なかでもウィルダネスは、オフロード志向を高めたモデルとして2021年に北米で初登場し、堅牢な足回りと専用デザインが特徴でした。  今回4年ぶりのフルモデルチェンジとなった、2026年モデルでは、エクステリアを一新し、悪路走破性や快適性、さらに先進装備の充実も図られています。  最低地上高を従来通りの9.5インチ(約241mm)に維持しつつ、新開発の電子制御ダンパーを採用。車両の電子制御ユニットとフロントサスペンションに内蔵された加速度センサーにより、路面状況と車両の動きを検知し、減衰力をリアルタイムで調整します。  このシステムは“スカイフック”(路面からの衝撃を吸収し、車体の揺れを最小限に抑える制御技術)のように機能し、路面からの衝撃を吸収して車体の揺れを最小限に抑え、高い走行安定性を実現しています。  さらに、X-MODEとの協調制御によって、舗装路での快適性を損なうことなく、凹凸のある悪路でも安心感ある走行性能を発揮します。  パワートレインには、最高出力260馬力・最大トルク277lb-ftを発生する2.4リッター水平対向ターボエンジンを搭載。CVT(8速マニュアルモード付き)との組み合わせにより、幅広い走行シーンで高いレスポンスを発揮します。  シンメトリカルAWDシステムも改良され、センターデフのロックアップが高速化されたことでオフロードでのホイールスピンを抑制。操舵角データの活用により、高速走行時のターンインやコーナリング時の安定性も向上しています。  専用のブリヂストン製オールテレーンタイヤと17インチマットブラックホイールの組み合わせにより、泥道や砂利道でのトラクション性能を強化。アプローチアングルは20度、ランプブレークオーバーアングルは21.2度、デパーチャーアングルは22.5度とされています。  エクステリアは、サイドミラー、クラッディング、ヘッドランプ、拡張型フロントバンパー、グリルに至るまでマットブラック仕上げとされ、力強く引き締まった印象を強調。加えて、ルーフレールやフォグランプ、リバースランプにはウィルダネス専用の銅色アクセントがあしらわれ、シリーズならではの個性を演出しています。  800ポンドの静的荷重に対応するルーフレールには目盛り付きのロープフックや強化フックポイントを備え、過酷なアウトドア環境での使い勝手を高めています。最大牽引能力は3500ポンド(約1588kg)で、新設計のヒッチとリアバンパーによってアクセサリーの装着性も向上しています。  インテリアでは、水拭き可能で動物由来素材を使用しないStarTexシートを採用し、高い耐久性と清掃性を確保。銅色のアクセントが内装にも施され、質感と冒険心を両立した空間に仕上げられています。また、ナッパレザーシート(ベンチレーション付き)やムーンルーフ、360度ビューカメラなども新たに選択可能となり、上級志向のユーザーにも対応しています。  荷室容量は34.6立方フィート(約980リットル)とされ、100%リサイクル素材を使用した多機能カーゴカバーが標準装備。このカバーは仕切り、ハンモック、ペット用ステップとしても使用でき、未使用時はトリム内部に収納可能です。  また、耐荷重6ポンドのユーティリティフックを左右各4か所、合計8か所に配置し、多様な荷物に対応します。  インフォテインメント面では、12.1インチの高解像度センターディスプレイと12.3インチのフルデジタルメーターを標準装備。Apple CarPlayやAndroid Autoのワイヤレス接続、OTAアップデート、SiriusXMラジオなどの最新機能も備えています。  2026年モデル アウトバック ウィルダネスは、2026年初頭より米国市場での販売が予定されており、価格や詳細な諸元は発売時に改めて発表される見込みです。  なお日本市場では、2025年3月をもってアウトバックの販売が終了しており(現在は在庫販売)、現行モデルの導入はありません。しかし、よりオフロード志向を高めた「ウィルダネス」シリーズは、日本国内でも導入を希望する声が高まりそうです。

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