俳優の内野聖陽（56）、神尾楓珠（26）らが24日、都内で、この日スタートのテレビ朝日系木曜ドラマ「PJ 〜航空救難団〜」（午後9時）の記者会見を行った。 この記事の写真を見る 自衛隊の中でも精鋭だけが所属できる人命救助のエキスパート部隊、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員「通称PJ（パラレスキュージャンパー）」を育てる救難教育隊を舞台に、主任教官・宇佐美誠司（内野）と、PJの隊員を目指す訓練生たちが、命がけで訓練に挑む姿と成長を描く青春物語。 マイナス7、8度の雪山のロケから撮影がスタートし、内野は「1mの新雪の中、救助するシーンで、60kgの要救助者を担いで雪を下るんですけど、一足一足が埋もれちゃうんです。なので、片足で雪を踏み固めて行くので、片足に140kgくらいの体重が掛かっちゃって、倒れるとリカバーできない。体力もそうですけど、精神力が試された現場でしたね」とのっけから過酷な撮影だったことを明かした。 PJの訓練生役の俳優たちには、クランクインする前から“宿題”が課されており、神尾は「筋トレ、懸垂、腕立ては撮影ができるくらいにしていかなきゃいけなかった。11mの訓練塔からロープ1本で降りていくのとかも吹き替えなしでできるように事前に準備して、何とか吹き替えなしでできた」と安どの笑顔を見せた。 神尾はこれまで筋トレをしてこなかったと言い、内野は「最初は懸垂0回の人もいたんですよ、ね？」と隣の神尾を見てニヤリ。「監督から『できた数だけ報告しろ』って言われたもんで、目の前の神尾楓珠くんに向かって（大声で）『0回〜！』って言った」と役さながらの“鬼教官ぶり”で鼓舞したそうで、神尾は「めっちゃイラっとして、めっちゃ頑張ろうって思いました。そこから懸垂バーを買った」と自宅でも自主トレに励んだそう。 　これまではガリガリだったが、今では「久しぶりに友達と会うと、体がデカくなっていてビックリされます。最初はしんどいなっていう気持ちが大きかったけど、筋肉がついていくのがうれしくなってきています」と肉体改造に目覚めたことを明かしていた。