“軽”サイズの「ミニNSX!?」登場! “130万円”でパカッと開かない方式で「リトラ」も完全再現! ホンダ「S660」のカスタムモデル「WONDER miNiSX660」が市販化間近

軽サイズのNSXがサーキットに登場  2025年1月に開催された「東京オートサロン」において、多くの来場者の注目を集めたカスタムカー「NS660」がサーキットデビューを果たしました。 軽サイズのNSX!?!?!?  株式会社WONDERが手がけるこのモデルは、ホンダ「S660」をベースに、初代「NSX」のスタイルを大胆に再現した1台です。SNSでも「可愛すぎてヤバい」と評判を呼び、実際の走行性能にも注目が集まっています。 【画像】超カッコイイ! “軽”サイズの「ミニNSX!?」を画像で見る(48枚)  NS660は、正式には「miNiSX660」として出展されていました。初代NSXが持つ低く構えたフロントノーズやサイドのエアインテークなどを忠実に再現しながらも、軽自動車であるS660をベースに仕立てられたという意外性もあり、ミニNSXとも称されるモデルです。  ベースとなるS660は、ホンダの軽オープンカーとして2015年に登場しました。ミッドシップレイアウトを継承しつつ、タルガトップ構造やターボエンジンによって、走行性能の高さでも評価されてきた1台です。  そのS660に、WONDERは初代NSXのデザインを落とし込みました。  外観にはフロント・リアバンパースポイラー、フロント・リアフェンダー、サイドスカート、エアロエンジンフード、リアウイングを装着。NSXを象徴するリトラクタブル風ヘッドライトを模したデザインも採用されました。  保安基準の関係でヘッドライトは固定式ですが、全体のフォルムは初代NSXの意匠を色濃く受け継いでいます。  また、ボディサイズそのものもNSXに近づけるために拡幅され、軽自動車枠を超えて普通車登録となりました。内装に関する言及はありませんが、外観の完成度は来場者からも高く評価され、「市販化してほしい」との声が数多く寄せられたといいます。  東京オートサロン出展後も、NS660の進化は続いています。  株式会社WONDERの担当者は「バンパーにウィンカーを入れる準備をしています」と語り、市販化に向けて細部の見直しをおこなっていることを明かしました。  当初試したNSX純正のウィンカーはサイズが合わず、「現在小さなウィンカーを入れる加工をしています」と説明しています。  そして2025年4月6日、富士スピードウェイにてついにこのNS660がサーキット走行に挑戦しました。走行日はあいにくの雨でしたが、「軽量ボディにワイド化した足回りがしっかりと応えてくれる感じでした」と担当者は手応えを語っています。  S660の課題として知られていたオーバーヒート対策にも対応し、「水温計も装着して、ばっちり水温安定していました」とのことでした。  走行仕様にはHKSフラッシュエディタによるリミッターカットとパワーアップ、車高調、ブレーキパッド・フルード、シバタイヤ280、マフラーが含まれていたといいます。  最終的には晴れ間が見えたタイミングでプロドライバーが運転し、「2分21秒」という好タイムを記録しました。とはいえ、担当者はワイドボディをより一層活かせるパワーを追究しているようで、さらなる改良への意欲もにじませています。  このサーキット走行を経て、NS660への関心はさらに高まっており、SNSでは「欲しい!」という声が少なくありません。意外にも若い世代や女性からの反響も多いようで、「“NS660”という新ジャンルの存在感が出てきた感じ」と担当者は語ります。  さらにプロドライバーからも「走っていても楽しい」と評価されたことで、車両の実力も裏付けられました。  現在、NS660は2025年5月23日に販売開始を予定しており、市販化に向けた最終調整の段階に入っています。  車両コンプリート販売や、エアロ取り付けから塗装、車検まで全てWONDERで作業をする『WONDER NS660パッケージ』としての販売を予定しているようです。  価格はボディキットのみで130万円(税別)となっていますが、これについてはレース専用部品という扱いになります。  一方で、パッケージプランについては、塗装や登録、パーツ装着まで含めて「希望の一台をつくります。好きな色に塗れます」として、ユーザーの要望に応じた仕様を用意する姿勢を見せています。 ※ ※ ※  東京オートサロンで注目を集めたNS660は、サーキット走行という実践を経て、その完成度を一段と高めつつある状況です。市販化に向けた期待も高まり、今後どのような最終形として登場するのかに注目が集まります。

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