俳優の藤原紀香（53）が23日、都内で、舞台「サザエさん」（東京・明治座、6月5日初日）の制作発表を行った。 この記事の写真を見る 2019年、22年に続き、3度目の上演。今回は好評だった19年の初演の再演で、アニメから10年後の少しずつ変化のあった磯野家の日常を描く。 藤原とともに、この日登壇した葛山信吾（53）、高橋惠子（70）、松平健（71）と、タマ役の酒井敏也は前作から続投だが、カツオやワカメら子役は一新。藤原は「3回目ということで、ベテランメンバーが本当に家族って感じになってきているので、フレッシュなメンバーが入ってきた時に、いろんな化学反応が起こって、再演なんだけど、新しい家族になれるんじゃないかなと楽しみです」と声を弾ませた。 サザエと似ているところは？ との質問には、「私生活でもたくさんドジをするので、そういう時に全部笑いに変えるところ」と照れ笑いし、「サザエさんは悪いことが起こっても、明るくポジティブな考えができる人なので、そういう所が似ているなと思う」とうなずいた。 子どものころからアニメの「サザエさん」を見てきたと言い、「大人になってたくさん気付けたことがある」と切り出し、「今、ちょうど大阪万博が始まっていますけど、万博に毎回行っているんですよね、サザエさんって。四季折々のことだったり、特別な日本の行事に家族そろって行っている。そういったところは大人になってしみじみと素晴らしい作品なんだなと思う」と魅力を再認識。 開催中の大阪・関西万博では、自身も日本館の名誉館長を務めているが、「いろんな日本の人たちのメッセージ、各国が出すメッセージというものが、ひらめきや刺激とか、明日へのアクションにつなげられるような素晴らしいものなので、サザエさん一家のように行ってほしい」とこちらもPRしていた。
