熊本県八代市出身の歌手、八代亜紀（やしろ あき）さんの極めて私的な写真が特典となるCDが、4月21日に発売日を迎えました。地元・八代市民や関係者は、不快感を示しています。 【写真を見る】問題となっているCD（レコード会社HPより）／「絶対に許すことができない」事務所の声明（事務所HPより） 地元・八代市民の声は 八代市民「みんな怒っています。困った人がいるね…亡くなってからああいうことして」 八代市民「八代の人って、八代亜紀さんには親しんでいる。CD発売はあんまりいい気持ちはしない」 この問題は、鹿児島のレコード会社「ニューセンチュリーレコード」が、八代亜紀さんのCDの特典として、極めて私的な写真をつけて販売するというものです。 これに対し、八代さんが生前所属していた事務所は「極めて不愉快な出来事であり、絶対に許すことができない」としています。 一方、ニューセンチュリーレコードは「全ての所有権を有している」とし、4月21日、発売の日を迎えました。 デビュー前を知る店は… 反発の声は、八代さんゆかりの場所でも上がっています。八代さんがデビュー前の10代にステージに立っていた『キャバレーニュー白馬』です。 キャバレーニュー白馬 池田義信代表「上からステージに降りてくる階段があったんですよ。で、ここに立って歌っていた」 八代さんは度々この店を訪れて、地元の人たちと交流をしていました。今回のCDの販売について、池田代表は「残念で仕方ない」と肩を落とします。 ――どういう気持ちで今の動きを見ている？ 池田代表「腹立たしいというか。そういう人がいたのかと」 また、八代市の中村博生（なかむら ひろお）市長も不快感を示しました。 八代市 中村博生市長「発売中止をするという期待をしていたけど、予定どおり発売され、強い憤りを感じていて本当に残念」 ニューセンチュリーレコードは、JNNの取材に対し「忙しくて答えられない」としています。 【関連記事】 ▼「不愉快で許しがたい」八代亜紀さんの性的写真付きCDに熊本県知事が発売中止を要求 ▼「80歳になったらここに来て歌うから」八代亜紀さんの“原点” キャバレーで語った思い出と夢