【1965年の初優勝から60周年】A.セナが乗ったF1マシンの一部を自宅に?ホンダがメモラビア事業をスタート!

HRCがメモラビリア事業を8月からスタート 先日お台場特設会場にて開催された、F1東京ファンフェスティバル2025において、HRC(ホンダ・レーシング)が新しいメモラビリア事業を8月から開始することが発表された。 【画像】ホンダ・レーシングがメモラビア事業を開始! 全10枚 メモラビリアとは記憶すべき歴史的な記念品のことで、スポーツメモラビリアの場合、選手の写真や直筆サイン入りボール、使用済みのバットやユニフォームといったギア、ホームランボールなどがそれに該当する。 1990年にアイルトン・セナが使用した、F1用V型10気筒ホンダRA100Eエンジンの実機を分解。 本田技研工業 ホンダのレース活動を担っているHRCが展開する今回の事業では、署名入りグッズ、限定版コレクターズアイテム、ホンダのモータースポーツ史にまつわる貴重な収蔵品といった高品質かつ幅広いコレクションを通じ、世界中のレースファンやコレクターに本物のパーツおよび輝かしいヒストリーの一部を所有する機会を提供することになる。 新しい事業の第1弾として、1990年のF1シーズンでアイルトン・セナとゲルハルト・ベルガーが使用した本物のホンダRA100E F1エンジンから稀少な限定アイテムを厳選。 まずは、この夏にアメリカのカリフォルニア州モントレー半島で開催されるモントレー・カーウィークにおいて、ホンダがF1グランプリで築いてきた貴重な歴史の一部を、世界中から訪れるレースファンやコレクターと共有することになる。 モントレー・カーウィークでのメモラビリア提供方法はオークションになるそうだが、今後はECサイトも活用していくのだという。 アートパーツコレクションを提案したい セナやベルガーが1990年シーズンのF1グランプリで戦っていたとき、 彼らのマシンで『勝利のホンダ・サウンド』を奏でていたのが、ホンダRA100Eエンジンだ。 そのエンジンの一部を手元に置いてもらうことで、レースファンやコレクターが当時の栄光の記憶をいつまでも鮮やかに留めることが可能となる。好きなときに手に取って、振り返ることもできるだろう。 ゲルハルト・ベルガーのRA100Eのカムシャフト、ピストン&コンロッドをケースに収納。 山本佳吾 今回のメモラビリアビジネスでは、そのような特別な価値を届けることを狙うだけではなく、当事業を通じてHRCのレーシングブランドとしての価値をさらに高めていくことも目指している。 RA100Eエンジンは、栃木県さくら市にあるHRCのファクトリーで、実際に当時のF1エンジンの組み立てに携わった熟練メカニックによって丁寧に分解された。 ひとつひとつのパーツとなったものとして、カムシャフト、カムカバー、ピストン、コンロッドなどがあり、それらが展示用ケースの中に美しく納められ、アートパーツコレクションとしてオリジナルのHRC認定証 (サーティフィケート) が添付される。 ホンダは、栃木県のモビリティリゾートもてぎにあるホンダコレクションホールと、三重県の鈴鹿サーキットにあるホンダ・レーシング・ギャラリーで歴史的なレーシングマシンを展示。 いくつかのマシンは走れる状態で維持保存されており、動態保存のためにホンダは多くのスペアパーツも所蔵している。 一過性の取り組みではなく継続的なビジネスにしたい ホンダコレクションホールとホンダ・レーシング・ギャラリーでは、1950年代の2輪、1960年代の4輪事業開始とほぼ同時期にF1参戦を果たした初期マシン、そして、現在に至るまでの多様なレーシングカーを展示している。 その中には歴史的価値の高い貴重なマシンの他、エンジン単体や部品も含まれており、動態保存に影響のないものを見極めた上で販売するのが今回のメモラビリア事業だ。 HRCの渡辺社長は「記憶すべきレース収蔵品をファンと共有していく」とコメントした。 山本佳吾 HRC代表取締役社長の渡辺康治氏は、このように話していた。 「パーツの裏側にあるストーリーにバリューを見出してもらえる、価値ある事業にしていきたい。今日はF1だけだが、インディやモトGPなども対象となる。一過性の取り組みではなく、継続的なビジネスとして育てていきたい」 今後、HRCブランドのアパレルやアフターマーケット向けのパフォーマンスパーツなどのリリースも考えているそうで、将来的にHRCとしての完成車までデリバリーできたらいいと思っているとのことだった。 事業発表会の当日は、マクラーレンMP4/6に積まれていたホンダV12エンジンのエキパイから出てきた排気ガスを閉じ込めた缶が報道陣に配布されたが、反響があれば、そういうアイテムも出したいそうだ。 2025年は、ホンダが1965年にF1メキシコ・グランプリで初優勝を果たしてから60周年となる。そのようなタイミングでスタートすることもあり、今後、メモラビリア事業は注目を集めそうである。

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