大谷翔平の長女誕生を喜ぶも「ホームランはダメだよ」 乗車したタクシーが球場に近づくにつれ、運転手の話はヒートアップした。テキサス州アーリントンで10年以上、運転手をしているカバナさんには、気になることがあった。「オオタニは今日、テキサスに来るの？」。何度も尋ね、ドジャース・大谷翔平投手の試合出場を気にしていた。 大谷は真美子夫人が第1子を出産するため「父親リスト」に18日（日本時間19日）から入っていたため、2戦連続で欠場していた。「生まれたのはニュースで知ったよ。『おめでとう！』と伝えたいね」。カバナさんは目を細める。 「でも、ホームランはダメだよ。（娘の誕生）記念日かもしれないけれど……」 カバナさんは生粋のレンジャーズファン。「日本人の選手は投手しか（レンジャーズに）来たことがないんじゃないかな？ ダルビッシュは覚えているよ。良い投手だったね」。球場に到着すると、カバナさんは“懇願”した。「オオタニに伝えてくれ。ヒット、盗塁はいい。ホームランを打つのはやめてほしい」。両手を合わせて祈るようなポーズで、スタジアムを見届けていた。（Full-Count編集部）
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