「マイラーズＣ・Ｇ２」（２７日、京都） 昨年の覇者でドバイターフ勝ちのソウルラッシュは安田記念（６月８日・東京）に直行予定。確たる主役不在で今年は混戦ムードが漂う。その昨年の３着馬がニホンピロキーフ。同舞台で行われた昨秋のマイルＣＳは８着とはいえ、２着馬からは０秒３差。５歳となり肉体面は完成の域に入っており、大橋師は「体つきは古馬らしくなってきた。前回は発馬後に不利。直線は案外だったけど、平たんコースに変わるのはいいと思う」と実績のある京都で初重賞タイトルを狙う。 ジュンブロッサムはメンバーのそろった３走前の富士Ｓ勝ち馬。近２走は２桁着順続きだが２走前はＧ１、前走の東京新聞杯は「リズム良く行き過ぎて脚をためるところがなかった」と友道師。「力はあると思うし、展開ひとつ」と反撃を誓う。 ２月の小倉大賞典で重賞初制覇を飾ったのがロングラン。７歳でも衰えはなく、末脚の鋭さにはむしろ磨きがかかっている印象だ。開幕週、初の千六への対応が鍵になるものの、展開が向けば連勝もある。 前々で立ち回れるセオは開幕週の馬場を味方にしたい。京都は相性のいい古豪エアファンディタも虎視たんたん。
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