【皐月賞】初黒星クロワデュノールは向こう正面で痛恨の不利 斉藤崇調教師「あれがなければ勝っていた」

◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル、良)  クラシック第1戦は3歳牡馬18頭によって争われ、北村友一騎手が騎乗した1番人気のクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は2着。デビュー4戦目で初黒星を喫した。  前半は好位直後の外めを追走。向こう正面で外からファウストラーゼンなど3頭がまくって前に出られる形に。残り800メートル付近から前をつかまえにいき、直線の残り1ハロンで先頭。だが、1番人気馬の後ろでじっと脚をためていた勝ち馬の勢いには抵抗できず、1馬身半差をつけられてのゴールとなった。北村友騎手は「1、2コーナーに入るときはベストと思ったが、まくってこられた時に外からこられて引っ張らざるを得なかった。競馬なので仕方ないが、そこから盛り返したし力は見せました。不利を食らってもリカバリーして、しっかり走っている。すごい馬です。また頑張ってほしい」と話した。  斉藤崇調教師は「向こう正面でぶつけられたのが痛かった。あれがなければ勝っていました。本当にそれだけ。馬はよく走っています。上がっていくところでブレーキをかけてスタミナを消耗したけど、それでも4角でまくっていって前の馬をとらえたし、勝ち馬以外には差されていません」と悔しさをにじませながら振り返り、「ダービーで巻き返したいです」と前を向いた。  デビューから3戦3勝でホープフルSを勝利。4か月の休み明けでも“1強”と評された今回のレースだったが、20年のコントレイル以来5年ぶり8頭目の最優秀2歳牡馬の皐月賞制覇はかなわなかった。  勝ったのはジョアン・モレイラ騎手が騎乗した3番人気のミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)。勝ちタイム1分57秒0は、24年にジャスティンミラノがマークした1分57秒1を上回るレースレコードだった。3着には4番人気のマスカレードボール(横山武史騎手)が入った。

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