7回10奪三振無失点の好投…デグロムに投げ勝つ 　快投を見せたドジャースの山本由伸投手に、チーム内から賛辞が飛び交った。18日（日本時間19日）の敵地レンジャーズ戦では7回5安打、10奪三振無失点の好投を披露。試合後には監督や選手が「次元の違う投球」「手が付けられない」などと右腕を称えた。 　サイ・ヤング賞2度を誇るジェイコブ・デグロム投手との投げ合いを制した。初回にドジャースはトミー・エドマン内野手の先頭打者弾で先制。今日の山本には1点で十分だった。 　防御率は0.93に下がり、リーグトップに浮上。ここまで5試合に登板して、失点はわずか計4点（自責3）と驚異的な数値だ。米データ分析会社「OptaSTATS」は、2リーグ制になった1900年以降で、山本はシーズン最初の5登板で35奪三振以上、K/BBが5以上、被安打20未満、失点5未満を記録した初めての投手になったと紹介している。 　試合後には、各所で山本に賛辞が送られた。デーブ・ロバーツ監督は「全ての球種が機能していた。次元の違う投球をしていた」と絶賛。サイ・ヤング賞獲得の可能性についても「まだ先は長いけど、現時点でナ・リーグ最高の投手だと思うね」と話した。 　先頭打者弾のエドマンは「任務を遂行してくれる男だね！　ほぼ手が付けられない状態だ。結果がほぼ分かっているから、彼の後ろを守っていて楽しいよ。強力打線を相手に7回完封だ。彼らを翻弄したことはインクレディブルだった」「現在、彼は球界最高の投手の1人だ」と称賛した。 　SNSでも賛辞が止まらない。インスタグラムではブレイク・スネル投手が「お前はえげつない!!」と投稿すると、アレックス・ベシア投手も「やばすぎる夜!!」と山本の快投を称えていた。メジャーに挑戦して2年目。名門ドジャースで確固たる地位を確立している。（Full-Count編集部）