プロ野球、ドラゴンズが大きな盛り上がりを見せています。CBCテレビのチャント!イチオシ“元気印のキーマン”を取材しました。 【写真を見る】中日・ブライト健太(25) ケガに見舞われた新人時代 支えたのは「42」の背番号と声出し ドラゴンズ入団4年目の“元気印” 本拠地での開幕3連戦は、いずれも観客が3万6000人を超え!これは、バンテリンドーム開業以来初の快挙でした。その原動力は、魅力的すぎる選手たち! 今年の沖縄キャンプではそれぞれ違う選手を推す、たくさんのファンの姿が! (若狭敬一アナウンサー)「誰推しですか?」 (ファン)「髙橋宏斗です」 (若狭)「そして石川昴弥、田中幹也!そしてお母さんは…大島洋平のユニフォーム!一家バラバラですね」 (若狭)「推す選手がいっぱいいる?」 (ファン)「多すぎてわからない、誰を推していいか」 (若狭)「キャンプ初日のグッズの売り上げ、去年と比べてどうですか?」 (中日ドラゴンズ 企画営業部・荒井なつりさん)「なんと、約1.8倍でした。今年は誰が売れてもおかしくない」 若狭アナと滝行チャレンジ ブライト健太選手(25)に密着 シーズンが始まってからも、ドームグルメでは選手プロデュースメニューが大人気!推し選手のメニューにはファンが殺到しています! そんな中、若狭アナが特に注目しているのが、プロ4年目の元気印、ブライト健太選手(25)です。 4月6日のスワローズ戦で、初めてスタメンに抜擢されると…値千金の決勝ホームランで勝利をたぐり寄せると… 4月9日カープ戦でも勝負所で代打出場!ここでも決勝打を放ち、チームにとって今シーズン初の連勝に大きく貢献しました。 ガーナ人の父と日本人の母を持ち、幼い頃からとにかく明るく、ムードメーカーだったというブライト選手。実は若狭アナ行きつけの名古屋市守山区にある、俱利加羅不動寺で滝行にもチャレンジ! (若狭)「すごい、すごい!かっこいい!」 (ブライト選手)「若狭さん、シャワーに入っていいですか?」 (若狭)「ここね、お湯が出るの」 (ブライト選手)「お願いします!」 (若狭)「つめたっ!全然お湯じゃないよ…!」 (俱利加羅不動寺のスタッフ)「お湯が出るまでちょっと時間がかかります」 (ブライト選手)「先に言ってくださいよ。あったかぁ~い!」 とにかく明るいブライト選手ですが、ここまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。 「焦りというより、自分への怒り」 2021年のドラフトで1位指名され、大きな期待を寄せられていたブライト選手。しかし、実戦が始まると打撃面で苦戦。さらに追い打ちをかけるように、度重なるけがに見舞われました。 (ブライト選手) 「本当に自分は何をやっているんだろうと思いましたし、焦りというよりはただただ、自分に対しての怒りが強かった」 自信を失いかけたブライト選手でしたが、それでもやり続けたことがありました。それは『声出し』。 誰よりも大きな声を出し、元気な姿を見せ続けたブライト選手にファンも応えます。 (ファン)「ブライトさん頑張れー!」 (ブライト選手)「おおお!これは頑張れる!」 (ファン)「ブライトさん頑張れー!」 (ブライト選手)「いいね!」 そしてもう一つ、ブライト選手を支えたものが『42』の背番号。 憧れはジャッキー・ロビンソン (ブライト選手) 「小さい時からジャッキー・ロビンソンというメジャーリーガーにあこがれていますし、どうしても42番を付けたいというのは、彼の映画を見た時からずっと思っていました」 人種差別をはねのけ、黒人初のメジャーリーガーとなった、ジャッキー・ロビンソンさん。彼がつけていた背番号『42』はメジャーリーグ全球団で永久欠番になっています。 実はブライト選手のあこがれを知った通訳・加藤潤さんの計らいで、アフリカに住むジャッキー・ロビンソンさんのご家族に『42』番のブライト選手のユニフォームを渡すことができたのです。 そしてジャッキー・ロビンソンさんがデビューした4月15日は毎年、大谷翔平選手を含むメジャーリーガーが42番を付けてプレーし、その功績を称えています。 (ブライト選手) 「黒人初のメジャーリーガーですし、すごくいろいろなことがあったと思いますけど、それに耐えて活躍された方なので、野球人としても人間としてもそういう人間になりたいと感じる」 誰にも負けない元気さを持ちつつ、偉大な選手の思いも胸に秘めながら試合に臨むブライト選手。今後の更なる活躍に期待です!