■岡山の山中に24歳女性の遺体 岡山県備前市の山あいの道路沿いで17日、清水里奈さん（24）の遺体が発見されました。ほぼ全身に、毛布がかけられていたそうです。 【画像】110番通報に男性と争う声…捜査線上に浮上した“知人”岡山の山中に女性の遺体 発見したのは警察官でした。実は、不可解な出来事があって、警察が行方を捜していたのです。 清水さんは、16日午後10時半ごろ、「友だち近所まで来ている。すぐに帰る」といった言葉を残し、歩いて自宅を出たそうです。 ところが、50分ほど経って、「当て逃げされた」と清水さんのものとみられる携帯から110番通報がかかってきました。その後、10分ほど男性と争う声が続いて、一方的に切られたそうです。 携帯が見つかったのは、瀬戸内市。遺体で発見されたのは、直線距離で9キロほど離れた備前市の山あいでした。 不可解なのは、清水さんの遺体は、すり傷があったくらいで、致命傷になるような外傷が見つかっていないこと。 ■残されていた“女性用の靴”所村武蔵アナウンサー 「清水さんの自宅から車で5分ほどのところにある河川敷で、きのう午後、鑑識作業が行われていました」 すぐそばにある工事現場も念入りに調べています。 工事関係者 「この辺りに（きのう）朝、靴があった。かかとのないタイプ。こういう感じでで置いてあった。（Q．片足ずつ）そう。何かなと思いながら、避けて通って現場に入った。昼に岡山東署の人が数名来て『事件です。こちら通らないでください』と」 捜査関係者によりますと、その靴は、女性ものだったそうです。 ■捜査線上に浮上した“知人” 清水さんを探す過程で、捜査線上に、1人の男性が浮上しました。 警察によりますと、ほぼ同じタイミングで、男性の親族から「連絡が取れないので、家を確認してみたら、亡くなっていた」と通報があったといいます。 男性の自宅は、清水さんの自宅からも、遺体が見つかった現場からも離れた玉野市にあります。 自宅の敷地内で死亡していた男性は30代。清水さんの知人だったということです。遺書などは残されていませんでした。 警察は、この男性が清水さんの死亡した事情を知っている可能性もあるとみて、関連を調べています。