◆女子プロゴルフツアー　ＫＫＴ杯バンテリンレディス　第１日（１８日、熊本・熊本空港ＣＣ＝６５６５ヤード、パー７２） 　第１ラウンドが行われ、ルーキーの吉田鈴（大東建託）が６バーディー、３ボギーで３アンダーの６９で回り、首位と２打差の９位で発進した。 　６番、７番で連続バーディーを奪い、１３番で４メートル、１４番では７メートルを沈めて連続バーディを決めた。パット数２５は出場１０８人中２位。「すごく良かった。パターが２５パットで、久しぶりに３０パットを切れた」と声を弾ませた。 　新パターの投入が好スコアを生んだ。先週までストローク時に引っかけることが多く、前重心タイプからフェースバランスタイプに変更。打った時の音を消す改良をして「すごいハマった。今週からパターを替えたら一気に良くなった」と言う。 　開幕戦のダイキンオーキッドレディスは初日で２位発進し、３日目まで上位争いを繰り広げて１５位。２戦目は４５位、３戦目は２２位と３戦連続で予選通過を果たしたが、前週まで２戦連続で予選落ちした。 　「コースを知らなかったこと、開幕２試合で体力的に疲れてしまったこと」と不調の原因を分析。対策として「月曜日はクラブを握らない日を作っている。トレーニングはするけど、筋肉や体重は落とさないように、ちゃんと休みながら体を鍛えている」と明かした。 　第１日を同組で回った入谷響（加賀電子）や中村心（ヤマエグループＨＤ）、この日首位に立った荒木優奈（Ｓｋｙ）ら昨年プロテストに合格した同期生は毎週、上位争いを繰り広げている。 　誰もがルーキー一番乗りの初Ｖを目標に掲げる中、吉田は「もちろん一番がいいけど、大事なところは自分のプレーの中にある。一番勝ちたいと思うけど、まずは予選を通過してポイントを貯めていくことが大事」。来季シード獲得につながるリランキング突破に向けてポイントを積み重ねる。