話題の「ターボ+5MT」搭載ミライースの同乗走行も! “即満員御礼”な大人気イベント「ダイチャレ」が今年もスタート

今回も即満員!大人気の「D-SPORT&DAIHATSU Challenge Cup」  2025年4月13日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)のショートコースにて「D-SPORT&DAIHATSU Challenge Cup 富士」が開催されました。  本イベントはモビリティビジネスのグローバル商社であるSPKとダイハツがタッグを組み「モータースポーツを起点としたモノづくり・コトづくり」の一環として催されたもので、ダイハツ車(OEM車両を含む)ユーザーであれば誰でも参加可能な走行会イベントです。 あのミライースターボも走った! 【画像】あなたの車もサーキットデビュー?大盛り上がりの「ダイチャレ」の様子を見る(77枚)  今回も募集開始後、数時間で枠が満杯となり、キャンセル待ちも発生する人気ぶり。当日はあいにくの天候にもかかわらず、全国から72人のダイハツ車オーナーが集まりました。充実した内容と優れたコストパフォーマンスでリピーター人気も高いイベントですが、今回は22人がダイチャレ初参加で、初サーキット体験者も8人いるなど、ベテランからビギナーまで幅広い層がエントリーしました。  車両や過給機別など細かく7つにクラス分けされ、午前中の練習走行に加えて午後の本番タイムアタックという構成。終日雨というコンディションを考慮して、参加台数の多いクラスは前半と後半の組に分けるなど、しっかりとクリアラップが取れるよう対策が取られていました。 初めてのサーキットデビューに最適なイベント  また走行前には、D-SPORT Racing Teamの監督である殿村裕一さんとドライバーを務める相原泰祐さんによる富士スピードウェイショートコースの攻略法解説もありました。 走行する車両とリアルタイムで中継しながらコース解説  相原さんが実際にコペンをドライブしながら、その映像と音声を中継画面に映し出して殿村さんと合わせて解説。臨場感があり、かつ当日の路面コンディションを考慮したドライビングラインを走行前に確認できるとあって、参加者は熱心にアドバイスを聞いていました。  さらに、場内の実況アナウンスを、FMラジオを通して車内で走行しながらリアルタイムで聞けるという試みも新たに実施。初めての参加者も安心して走行に臨める工夫が、随所に凝らされていました。 超希少な「コペンクーペ」で参加するユーザーも!  ダイチャレで印象的なのは、サーキット仕様に仕上げられた車両に交じって、まずここでしかサーキット走行をしている姿を見られない多種多彩な車両が参加していることです。  今回も、本格的なサーキット仕様のコペンやミラなど、終日季節外れの寒いフルウエットという難しいコンディションのなか30秒台をたたき出す車両がいる一方で、ムーヴやキャストスポーツ、ハイゼットトラックなど普段街中でよく見かけるダイハツ車がサーキットを駆ける姿が見られました。   コペンクーペで参加した「T.」さん  そんな中、2019年に200台限定で販売された「コペンクーペ」で、初めてダイチャレに参加したオーナーさんにお話を伺うことができました。  もともと初代コペンのオーナーだった「T.」さんは、その車を手放した直後のタイミングで、東京オートサロンでコペンクーペを実際に見たことがきっかけで、抽選に応募し見事当選したとのこと。このホワイトのコペンクーペとは別にもう1台クルマを所有しているそうですが、クーペならではの利点として走行時の静粛性の高さを実感しているとのことで、既に3万7000kmというペースで走行距離を重ねていました。  ダイチャレは初参加で、サーキット走行自体も20年ぶりとのこと。フルウエットという状況もあり走行ラインやブレーキングポイントに慣れるために様子見しながら走っているとのことでしたが、午後の計測タイミングでは軽快な走りを披露していました。 イベント参加者の声が車両の開発のヒントに! ?  自分のクルマで走るだけでなく、同乗走行の枠も多く設けられているのもこのイベントの特長の一つです。今回は競技車両のダイハツ車2台の枠が設けられていましたが、そのなかで、最近注目されているミライースにターボエンジン+5速MTを搭載した、全日本ラリー選手権に参加している貴重な1台に同乗することができました。 ターボエンジンが搭載されるミライース ドライバーを務めてくれたダイハツ工業の社員でもある相原泰祐さんは、この車両を作るきっかけとなったのがまさにこの「ダイチャレ」イベントに参加するユーザーの声だったとのことです。  ダイハツにはコペンというスポーツカーがありますが、日常での利便性やサーキット走行でタイヤを積むなど、4人が乗れてMTで走れる新車が欲しいという要望がかなり多く、そういった声を反映してこのマシンを開発。さらに2025年のオートサロンで参考出品された「ミライース GR SPORT コンセプト」の企画にもつながったと言います。 「5MT+ターボエンジン」搭載のミライースを体験!  実際に助手席で体験した印象としては「軽くて速い!」ということです。コペンと比較しても100kg以上軽量ということも相まって、普通車の1.5L NAエンジン級の加速感を味わうことができます。  競技車両ですが足回りはとてもしなやかで、フルウエットという劣悪なコンディションのなかでも、フロントのノーズの入りも軽快で、リアのストロークもたっぷりとありました。後ろの接地感が失われることなく、想像していた以上に軽快なスピードでコーナーを駆け抜けることに驚きました。 フルウエットのなかを軽快に駆け抜ける  相原さんいわく、絶対的なコーナリング速度はやはりコペンの方が速いようですが、ミライースも元々優れた空力性能を持っているとのこと。またレースの現場での課題に対して現地現物ですぐに車両への改善改良が加えられていることもあって、フットワークのしなやかさと先述した軽量さを生かした加速性能の良さで、ストップ&ゴーを繰り返すステージではミライースの方が有利になる場面もあるとのことでした。  午後からさらに雨が強まる難しいコンディションで、時折スピンする車両もありながら、大きなクラッシュなどもなく走行時間は終了。多くの車両が午後にタイムアップを果たし、各クラスの表彰式では「参加費(お弁当代込みで8000円+FSW入場料)分がそのまま戻ってくる!?」ほどの豪華な賞品が用意され、さらに今年から「ベストパフォーマンス賞」「ブービー賞」「ルーキー賞」も追加されて、大いに盛り上がりを見せました。 参加者全員で記念撮影!  最後はショートコースから本コースへと移動し、参加者全員でパレード走行をおこなって本イベントは終了となりました。次回は6月22日にSPA直入(大分県竹田市)で開催予定で、今年は大分を含む残り5戦が予定されています。

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