岡山県備前市の山の中で行方不明となっていた24歳の女性が遺体で見つかりました。女性の知人男性が自宅で死亡していて、警察が関連を調べています。 ◇ 午前中から捜査が行われた岡山県備前市。捜しているのは死体遺棄事件の手がかりです。現場は、山の中でした。 中村大輔記者（西日本放送） 「曲がりくねった山道を上がってきた先、道路沿いに女性は遺棄されていました。人の通りや車の通りは、ほとんどない場所です」 警察によると、17日夜に遺体で発見されたのは、隣接する瀬戸内市に住む24歳の女性。16日から行方が分からなくなっていた女性です。 16日午後10時半ごろ。 遺体で発見された女性（24） 「友人が近所に来ている」 家族にそう言い残し、外出したという女性。その約1時間後、女性の携帯電話から警察に入った通報。 遺体で発見された女性（24） 「当て逃げされた」 さらに、聞こえたというのが“男女が言い争う声”。その後、電話は切れたといいます。 そして17日夜、行方を捜していた警察が女性の遺体を発見しました。 場所は山中の道路、側溝近く。毛布がかけられた状態で、目立った傷はなかったといいます。また、所持品はなかったということです。 女性の通報から遺体発見までに何があったのでしょうか。 17日午前11時前には、女性の知人男性が遺体で見つかっています。 発見された場所は、備前市の現場から20キロ以上離れた玉野市。女性の知人で30代の男性が、自宅で首をつって死亡していたといいます。 女性との関係は、現時点では“知人”としか分かっていません。女性の通報時の“男女が言い争う声”は、この2人の声だったのでしょうか。 警察は、現場の状況などから男性が女性の死亡に関わった可能性があるとして、捜査を進めています。
