南から入ってきた暖かい空気の影響で、17日は、全国226地点で25度以上の夏日となり、季節外れの暑さとなりました。 【画像】大阪万博　日傘配布・ミストや木陰で対策…季節先取り　今年最多の夏日に 東京は25.2度を記録。埼玉県熊谷市でも25.1度の夏日となりました。 水分補給が必須な季節がやってきました。 鳥取では、午後3時に、6月下旬並みの気温となる27.7度を記録。学校行事で鳥取砂丘を訪れていた男子高校生1人が、熱中症の疑いで搬送されています。 この暑さでフル回転しているのは、クリーニング店です。 冬物を預ける人が、今週になって急増したといいます。やっと訪れたかき入れ時は嬉しい反面、室温を考えると、これから来る夏に戦々恐々です。 小林ランドリー工場　小林史明社長 「多分、いま（室温が）30度以上ある。春先って20度くらいのイメージ。夏、どうなっちゃうんですかね。本当、不安ですよね」■大阪万博　ミストや日傘で対策 開催から5日目を迎えた大阪・関西万博。来場者の人気を博していたのが、下から勢いよく噴き出すミストです。 校外学習で訪れていた高校生たち。 高校生 「めちゃくちゃ暑い。長袖だと暑くて。いつもだとセーラースタイルだけど、きょうは“カーディガンスタイル”。市内より暑い気がしました」高校生 「（Q．お弁当は保冷材入ってる）保冷剤、入っています。（お母さんの）優しさ、愛です」 夏日ではないにもかかわらず、この暑さ。パビリオンが独自で日傘を配る姿もありました。 会場内にある『氷のクールスポット』。壁の温度は3.5度。ここは、壁面に設置されたパネル内にある大量の水を太陽光発電により、夜間に凍らせる“自然のクーラー室”です。 来場者 「中が冷たいです。氷みたい」 とはいえ、1970年のときと比べると、猛暑日の数は、約7倍に増加。大阪は熱中症の搬送者数が、東京に次いで多いのも事実です。対策に、十分すぎるということはありません。 暑さは、18日、さらに拡大。30度に迫る場所も出てきそうです。