刺殺された15歳女子高校生 偶然襲われたか 容疑者の24歳男との関係を示す情報なし 現場近くには「血のついたリュックサック」も【news23】

さいたま市のマンションで15歳の女子高校生が上半身を刺され殺害された事件。逮捕された24歳の男は事件直前、偶然、女子高校生に目をつけて犯行に及んだ可能性があることが分かりました。 今夜(16日)、事件現場のマンション前。花を手向ける人の姿がありました。 手柄さんの幼稚園の同級生 「〔Q.学校終わってから(花を)買って?〕そうです。信じられないというか、言葉がでないです。これから楽しみな学校生活送るはずだったのに台無しにされて、自分も聞いてるだけで辛い」 高校に入学したばかりの手柄玲奈さん(15)が刺され、死亡した事件。 記者 「午前9時前です。谷内容疑者を乗せた車が警察署から出てきました」 きょう(16日)、送検された谷内寛幸容疑者(24)。おととい(14日)、さいたま市のマンションで住人の高校1年生、手柄さんを刃物で刺し、殺害した疑いが持たれています。 捜査関係者によると、手柄さんが帰宅するためマンションのエントランスに到着した直後、後から入ってきた谷内容疑者に、いきなり襲われ、刺されたとみられるということです。 2人の関係を示す情報は、いまのところ見つかっていません。 事件当日、通報から約15分後の午後8時半ごろ、現場から350メートルほど離れた場所での防犯カメラには走り去る男の姿が捉えられていました。 こちらは午後9時ごろ、現場近くの店舗に設置された防犯カメラの映像です。店の前で“拾いもの”をしたという人が店の中に入っていきます。 店員 「客から『店舗の横にリュックサックと荷物が散らばっていた』という話をいただいた。中を確認したら本とか筆箱とかが入っていて、本の一部に血が付着していた」 防犯カメラを見ると、リュックサックのチャックは開いています。 店員 「落ちていた場所は、ここら辺から、この辺りに無作為に散らばっていた。本が8冊くらいばーっとあって、筆箱が外に出ている状態で散らばっていた」 リュックサックを元の場所に戻し、警察に通報しようとしたところ、店舗の前に警察官の姿が見えたといいます。 店員 「『荷物が落ちてて血がついてた』と話をして、ここから捜査開始『調べます』と」 帰宅したところを襲われた手柄さん。上半身には複数の刺し傷があり、臓器を損傷したとみられています。 “強い殺意”がうかがえる谷内容疑者。去年10月から市内の建設会社の寮に住み込みで働いていました。 事件当日の午後5時ごろ、会社の社長が「飲み」に誘ったといいます。 谷内容疑者が勤務していた建設会社の社長 「飯食ったのか、飲めるなら飲むかと(声をかけた)。『いや、きょうはいいです』と。事件を起こすような素振りは全然見えなかった」 勤務態度は真面目だったということですが、事件の翌日になって。 谷内容疑者が勤務していた建設会社の社長 「(事件後に)谷内の部屋を覗いたら、1回も休んだことがない子がいないと。携帯電話も部屋に置いてあると。(部屋が)ごみだらけで散らかっていた」 谷内容疑者の事件直前の足取りもわかってきました。 谷内容疑者は午後6時半、寮を出た後、いろいろなところを経由しながら1時間半ほど物色。その後、現場に向かったとみられるということです。 警察は、谷内容疑者が事件直前に偶然手柄さんに目をつけ、犯行に及んだ可能性があるとみています。 谷内容疑者はどのような人物だったのか。小学校の同級生は… 谷内容疑者の小学校の同級生 「(小学生の頃とは)大きくギャップがあって、とても信じられない。真面目でユーモアがあった」 これは谷内容疑者の小学校の卒業文集。体育祭の中距離走に出場したことを振り返っていました。 谷内容疑者の小学校の卒業文集 「本番当日の朝、母と姉に目標を告げて家を出た。結果は三位だった。目標より二つ下の順位だったが、とてもうれしかった。努力をすれば良い結果につながることを知った。これからも努力を忘れずに生きていきたいと思う」 谷内容疑者は取り調べに対し黙秘していて、警察は動機などについて調べています。

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