デヴィ夫人（85）が自身の事務所の女性従業員に対する暴行の容疑で書類送検されたことが、４月16日に明らかになった。 ある芸能プロダクション幹部は、デヴィ夫人が暴行に至った経緯をこう明かす。 「２月半ば、渋谷区内にあるレストランで行われた食事会で、デヴィ夫人が女性従業員に対してシャンパングラスを投げつけたそうです。どうもその女性従業員は夫人が新党『12（わんにゃん）平和党』を立ち上げて、今夏の参院選に出馬することに反対していたようです。それに夫人は“カーッ”となってしまったとか。女性従業員が警察に相談。被害届を提出したといいます」 被害届を受理した警察は、ここまで慎重に捜査を進めてきた。３月22日に渋谷警察署でデヴィ夫人に対し事情聴取を行っている。 姿を見せたのは午後１時半過ぎ。警察車両と思われるワンボックスカーの後部座席に一人で乗り、署内へ入っていった。再びデヴィ夫人が姿を見せたのは18時半過ぎ。渋谷警察署の地下から同じ車両が出てくると後部座席に一人、デヴィ夫人が座っていた。フライデーデジタルの記者が女性従業員に対する暴行について質問するも、こちらを見ることもなく、走り去って行った。 「通常、事情聴取は１〜２時間で済むことが多いのですが、５時間も行ったということは、かなり入念に取り調べを行ったということ。警察は慎重に捜査を積み重ねて、書類送検したのでしょう。今後、検察が起訴するようなことになれば、夫人の参院選出馬や新党の行方に大きな影響を与えるでしょう」（テレビ局報道部記者） 本サイトは事情聴取の翌日３月23日に、帰宅したデヴィ夫人を自宅前で直撃取材している。 ——女性従業員を暴行した、というのは事実ですか？ と話すも、いつものようなパワフルな印象ではなく、むしろ動揺している印象だ。 ——22日に渋谷署で事情聴取されていますが、どんなことを話したのですか？ 「それはちょっとお話しできません。すみません」 そう言い残すと、夫人は自宅へと入っていった。 今回の書類送検に続き、起訴の可能性も出てきたデヴィ夫人。85歳にして新党の代表に就任し、参院選出馬への意欲をみせていたが、大きく計画が狂いそうだ——。 取材・文：荒木田 範文（FRIDAYデジタル芸能デスク）